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壱馬side
観念して慎に矛盾の理由を話してやった。
慎「…今頃、何処で何してるんですかね…Aさん、」
ダイレクトにその名前を耳にしたのは
いつ振りだろうか?
「何処だって良い。元気で、泣いてなければそれで良い…」
慎「壱馬さん…」
俺の言葉に車から降りようとしていた慎は
体の動きを止めた。
「ふふ、お疲れ。」
慎「お疲れ…様、でした…」
「おう。笑」
ふぅっと吐き出したため息は
宙を舞って消えた…はずだった。
北人「俺が居ること忘れてなーい?」
「…寝てたんやないんかい」
北人「どうでしょう?笑」
「いつから?」
北人「よいしょ…最初から?」
わざわざ後ろから隣に来た北人は
わざわざ窓を開けて言った。
北人「きれーな満月だもんね〜」
「やな」
北人「恋に落ちそうなくらい綺麗。」
「…」
北人「こんな綺麗な月と同じくらい綺麗に笑うんだもん、思い出して…忘れられなくて当然だよね?」
さっき慎にも話さなかったことを
北人には見透かされていた。
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作者名:Moon | 作成日時:2023年1月10日 23時