Moon Magic (ページ8)

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壱馬side

陸「リア充爆発しろ！」

北人「なんすかいきなり…笑」

陸「カップル羨ましいじゃん…出逢いないかなぁ」

出逢いでふと思い出したAさん。

北人「壱馬は？」

「なにが？」

北人「だから、最近出逢いある？」

「あったかも…」

陸「えっ！！1番ないと思ってた…」

「登坂さんに紹介されただけなんで…」

北人「なにそれ！美人！？」

「美人…だったかな…」

陸「どうにかなりそうな予定は？」

「ないっすよ」

あるわけない、
会ったのはあの日1回。
連絡先だって交換してないし。

北人「つまんないなぁ〜」

「恋愛してる暇もないしな？」

陸「相変わらず真面目だね？笑」

「普通っすよ…トイレ行ってきます」

これ以上聞かれるのも厄介で
逃げるようにスタジオを出ると
ばったり出くわした登坂さん。

「お疲れ様です！」

臣「お疲れ様」

「あっ、あの…Aさんって…」

自分でも驚いた。
なんで聞いてんだろって…

臣「あいつなら九州帰ったみたい」

「え？？」

臣「こっちに遊びに来てただけだしな？」

「そう、なんですね…」

また更に驚いたと同時に
やっぱりどうにかなるなんてない。
そもそも会える距離にすら居ねーじゃん。