Moon Magic (ページ26)

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壱馬side

陸「あっち騒がしくない？」

「あぁ…見てきますね？」

入口の方が騒がしくて見に行けば
見た事のある顔ぶれ、
でも1番驚いたのはAが居たから。

「A？！」

名前を呼べばこっちを向いて頷いた彼女。

「え、どうした？なんかあったん？！」

臣「こいつ寝起きで機嫌悪いだけ。笑」

「寝起き？！えっと…」

梨衣「お前もいい加減、脳を起こせ！」

『いったぁー！』

梨衣さんに思いっきり背中を叩かれて
痛がる彼女に思わず笑ってしまった。笑

『臣！どんな躾してるわけ？』

臣「こいつ躾んの無理だろ？笑」

『ったく…お陰で目覚めたわ…』

梨衣「目は元々覚めてっから、」

いっそ騒がしくなったこの場に
陸さんが見に来たのは言うまでもないか…

陸「な、何事？！ってか、どなた？」

臣「あ、俺ちょっとやる事あるから壱馬さ悪いけどこいつ預かってくんない？」

「『はい？』」

梨衣「よろしく〜後でね〜」

『ちょっと！！』

意味も分からないまま
彼女だけを残して去っていった
臣さん達に残された俺らも…

『えっと…』

「取り敢えず…中入る？」

スタジオの中に招き入れたよね。