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makoto.
記者から追いかけられるのは嫌だった。
だから、すぐに引っ越した。
活動休止を発表する1日前に、病院の近くに引っ越した。
「 携帯も、変えなきゃな 」
たくさんの通知で、もう限界というかのように何度も何度も電源が切れる。
「 っぁ、やましょ、さん、、 」
引っ越して、誰も知らないはずなのに、やましょうさんがいた。
彰吾「 … 俺が知ってること全部、まだメンバーには話してない 」
「 っ、! 」
彰吾「 ご飯、食べてるんか? 」
そうだ。
ここ最近、不安で眠れなくて食欲がなかった。
だから何も食べてないんだ。
彰吾「 … 活動休止して、よかったな 笑 」
「 っは、? 」
彰吾「 そんなまこっちゃん世に出されへんし、Aちゃんに集中できるやん。 」
やましょうさんは、全部を話してくれた。
マネージャーにAを忘れろと伝えてほしいと言われたこと。
いっそ活動休止したらいいんじゃないかと、やましょうさんが提案したこと。
彰吾「 悪者なんて、一人でええねん 笑 」
やましょうさんが言ったことは、重みがあって深みがあった。
それだけ、俺を信頼してくれているんだ。
彰吾「 その顔付きと肉付きじゃAちゃん、守らへんぞ。
着いてこい 」
やましょうさんに呼ばれたのは近くの古い店。
個室で、いい雰囲気だった。
彰吾「 … ここ、ええじゃろ 笑 」
「 … はい、 」
出てきたご飯も美味しくて、久しぶり人に作ってもらった暖かいご飯だった。
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作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna
作成日時:2020年10月10日 23時