SMILE GIRL # １

怖くなんか　１ ページ48

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樹「 Aさん、ここのロケ地おばけ出るらしいですよ 」

『 え、嘘でしょ。 』






LDHTVのロケ地のホテル。

そこはどことなく不思議な雰囲気が出てて最初から怖かった。






樹「 あ、もしかして、 」

『 こ、怖くなんかっ！！ 』

樹「 ありますよね？ 」

『 ないよ！！ 』

樹「 ふうん？ 笑 」

『 ほんとにないから！ 』



樹「 ああ、そうっすか。俺怖かったんで一緒に呑もうかと思ってたんですけど、いいっす 」







って言って、いっちゃんがにやにやしながら部屋から出ていった。





怖くないって意地を張ったけど本当はすごく怖い。





しかも、今日に限ってホテルが一人部屋。



いつもなら３人なのに。






ドタッ！！！！





『 うわあっ！！！！！

もう待って、これは私が悪い悪い 』




こんなときに限って、メイクポーチが落ちた。






昂秀「 Aさん！？大丈夫ですか？！ 」

『 ぬおっ！！！ビビるじゃん！！！
昂秀！！！！どアホ！！！ 』

昂秀「 え、 笑 」

『 ここのホテル！！！！出るんだって！！！
やめてもらえますかっ！！！ 』


昂秀「 こわ、 」

『 怖くなんか！！ 』





" 良かったっす "
って言ってにこにこしながら、昂秀が出て行った。




『 あ〜、引き止めればよかった、、 』






怖いのを隠すようにベッドに潜って、寝たふりをした。






　








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