９月に消えた華 【 川村壱馬 】

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・kenta side









あの日から、Aさんのことを考えて寝れない日があったりする。








＿＿ けんたは優しいよね


＿＿ いい加減にしないと人参口の中にぶちこむからね


＿＿ うんじゃあその強靭な肉体を頂戴









ずっと好きだった。




でも、ある時からきっと壱馬が好きなんだろうなって勘付いてた。





　


健太「 好きだったのに、 」







壱馬とAさんが付き合ったって聞いたときは、家でたくさん泣いた。



瑠唯に泣きついたりもした。





そんな調子じゃきっと二人が幸せになれないから、全力で身を引いた。









健太「 あんな言葉おいていっちゃうとかずるいんだってば、 」









みんなの前では明るく笑顔でいようと決めた。

それが彼女との約束でもあり、彼女がしたかったことでもあるから。





　








今日も、一人でベッドに眠る。









　
　

夢の中では、貴女が微笑んでくれる。






でも貴女の手を取るのは別の人で、


貴女が微笑んでいるのも別の人だったんだ。







それが俺はどうしようもないくらいに悲しくて、夢の中でも泣いていた。






朝起きると現実に戻されて、THERAMPAGEが１７人で撮った最後の写真を眺める。







笑顔のAさんがいる。

隣で笑う壱馬がいる。




幸せそうだな、









　



　




　
　








　
　
　

　
　






　
　







健太は健太らしく、笑っててね

ずっと好きでいてくれてありがとう。

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