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『 壱馬!今日はありがとう 』

壱馬「 俺は何もしてないですよ 笑 」

『 壱馬がみんなに声かけてくれやんかったら、行かれへんかったやん 』






そうやって、ほんまにありがとうと感謝を伝えてくれる彼女。


その手には、16個の個性輝く袋を持っていた







『 これ、私からの今日のお礼。

まだ開けないで!
わたしがいなくなったら、開けて、?笑 』






泣きそうになりながらも伝える彼女を見て、思わず抱きしめた。







『 なになに、笑 どうしたん? 』

壱馬「 いなくならんといてやっ、 」







その声にはAさんに届いたはずだけど、返事はなかった。


それでも良かった。



ちゃんと伝えられていれば。








『 まだみんなと居たいに決まってるじゃん 』







きっと我慢していた本音が漏れた。

今までAさんを繕っていた糸が全てほどかれた。



それと同時にAさんの目からは大粒の涙がこぼれ始めた。








『 わたしだって、まだまだ、やりたいことあったよ、?

わたしだって、わたしだって、 』






" わたしだって "


Aさんが辛いときに必ず使う言葉。







健太「 … 俺たちが絶対Aさんの願い叶えます、 」

『 そんなのわるいっ、 』

昂秀「 なんで悪いと思うんですか、 」

『 迷惑じゃん、私はもっとみんなに、高みを目指してほしいのっ、! 』






Aさんがそう言うとみんなが黙り込んだ

ただひとり山彰さんだけが声を上げた。






彰吾「 … それがAさんの願いっすね 」

『 え? 』

彰吾「 俺らが高みを目指すこと。 」







その時のことを俺たちは、みんな心に刻んだ。

刻んだはずだ。



 









 









 

 
 
 
 




 


 

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つな(プロフ) - 30話に入るくらい前から涙が自然に出てきできて止まらなかったです。すごくいいお話ですね。 (2020年8月19日 2時) (レス) id: 96f1110185 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» ありがとうございます!頑張ります (2020年7月12日 1時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» そして、2つ目3つ目のコメントにつきましては、このままで行きたいのですが、夕様のお気に触れるようでしたら、変えさせていただきます。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» まず、1つ目のコメントに付きましてですが、このお話は2020年のお話になっていまして、半年後や1ヶ月後、などしっかり表記させていただいております。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna  
作成日時:2020年6月28日 16時

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