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ステージから見るAさんの顔は輝いていて、遠かったけど泣いているのが見えた。



嬉しくて、嬉しくて、すごくにやけた。






健太「 やったじゃん、笑 」





みんなで楽しそうに踊るところで健太さんや瑠唯さんたちが声をかけてくれた。






楽しくなって、嬉しくなって、声も調子が良かった。





でも、あるときから関係者席の方を見るとAさんがいなかった。







「 またお会いしましょう〜! 」






って言って、いつもより急いで袖に戻った。

そしたら陣さんがライブを終えたあとの汗を流して、走ってやってきた。








陣「 Aがっ、!!! 」







その後に続く言葉はきっと、記憶を取り戻したって言うと思ってた。


だけど、陣さんが放った言葉は予想もしない言葉だった。







陣「 じ、自 殺未遂 … やって、 」

「 え、? 」







聞けば、曲中にトイレと嘘をついて、会場を出て、そのまま車に轢かれようとしたらしい。

運転手が寸前で気付いて、大事故とまでは行かなかったけど、Aさんは意識がない。








彰吾「 壱馬っ!!おまえがボケっとしてどうすんねん!! 」

「 っ、!!! 」







山彰さんがそう言ったから、走ってシャワーなんて浴びずに私服に着替えて、病院に走った。







「 なんでっ、なんでやねんっ、 」






悔しかった、いやだった、辛かった。


なんでAさんがって思ったし、なんでそんなことしたんだって思った。







慎「 壱馬さん、いい加減、寝てください 」

「 ごめんな、俺Aさんのそばにおりたいから。 」

慎「 目を、覚ましたときに、 」





慎がぽつぽつ話しだした。






慎「 そんな疲れてる顔でいいんですか 」






こんなことを後輩に言わせるのは初めてだった。


慎が言ったことは全て正しかった。








 



 



 








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つな(プロフ) - 30話に入るくらい前から涙が自然に出てきできて止まらなかったです。すごくいいお話ですね。 (2020年8月19日 2時) (レス) id: 96f1110185 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» ありがとうございます!頑張ります (2020年7月12日 1時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» そして、2つ目3つ目のコメントにつきましては、このままで行きたいのですが、夕様のお気に触れるようでしたら、変えさせていただきます。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» まず、1つ目のコメントに付きましてですが、このお話は2020年のお話になっていまして、半年後や1ヶ月後、などしっかり表記させていただいております。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna  
作成日時:2020年6月28日 16時

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