検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:189,546 hit

13 ページ13











Aさんのお祖母さんの家には、

THE RAMPAGEのグッズや最新のシングルなど全部置いてあった。



一人ひとりの名前が書かれたポスターも。








祖母「 Aちゃん、ちょっとあっちに行ってなさい。 」

『 … わかった、? 』








Aさんのお祖母さんから出てきた言葉は、信じ難い言葉だった。







祖母「 あの子ね、記憶障害なの。 」

慎「 … え、? 」







記憶障害といえば、一昔前くらいにドラマ化されて、反響を受けたドラマの中の話。


だと思ってた。







祖母「 ストレスからくるものだって言われて、そのストレスから逃げてきたらしくて 」

RIKU「 Aにとってのストレス、 」

陣「 アンチ、やろ 」








そうだ。Aさんを傷つけるものといえば一番近くにあるのはSNSだ。








祖母「 きっとAにはもう、貴方たちと活動してたときの記憶はない。

だけど、貴方たちの顔は覚えてなくても、名前は覚えているはずよ。



それだけは忘れたくないって本人が言ってたから________ 」







そうだったんだ。

なにも、気付けなかった俺はほんとに最低だ。



気付かなかった。気付かないフリをした。









『 お茶、持ってきましたよ 』









気が利くAさんはいつものAさんと変わらないみたいだったけど、

俺のことなんて、忘れていた。


まるで他人のように話しかけてきていた。









「 … 少し、お話できますか? 」

『 私、ですか? 』

「 はい、笑 」








きっとAさんは俺の彼女だったなんてことはもう忘れているだろう。









 









 
 
 





 

 
 




だけど少しでもいい。


可能性があるのなら、





14→←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (207 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
745人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , 川村壱馬 , EXILETRIBE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

つな(プロフ) - 30話に入るくらい前から涙が自然に出てきできて止まらなかったです。すごくいいお話ですね。 (2020年8月19日 2時) (レス) id: 96f1110185 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» ありがとうございます!頑張ります (2020年7月12日 1時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» そして、2つ目3つ目のコメントにつきましては、このままで行きたいのですが、夕様のお気に触れるようでしたら、変えさせていただきます。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夕さん» まず、1つ目のコメントに付きましてですが、このお話は2020年のお話になっていまして、半年後や1ヶ月後、などしっかり表記させていただいております。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna  
作成日時:2020年6月28日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。