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『 今日はありがとう、
すんごく楽しかったよ!! 』
「 よかったです 笑 」
少し控えめに笑うと、心配そうに覗き込むAさん。
『 あんまり楽しくなかった … ? 』
「 あ!!いや!! 」
『 … よかった! 笑 』
キラキラした笑顔で笑うAさん。
こんな笑顔をずっと隣で見ていたい。
俺のものにしたい。
俺の隣で笑ってほしい。
そう一度思ってしまえば、考えずとも言葉が出ていた。
「 あの!! 」
『 ん、? 』
「 俺、Aさんのことが好きです!! 」
『 んふ 笑 ありがとう 』
「 メンバーとしてじゃなく!!
一人の女性として、!
俺はAさんのことをっ 」
『 それ以上言わないで。 』
「 え … 」
『 慎、私は芸能人。慎も、芸能人。
それに加えてメンバーなの。
これから一生続いていくのに、メンバーに+の関係は要らないの。
だから、気持ちには答えられない。
ごめんね。 』
" 気を付けて帰ってね。 "
Aさんがヒールの音を立てて、遠くなっていく。
その後ろ姿には、沢山のものを背負ってる。
THERAMPAGEとしての誇り。
EXILETRIBE女子メンバーとしての誇り。
女優としての演技能力。
パフォーマンス能力。
俺達にはきっと計り知れないんだろうな。
俺は、膝から崩れ落ちて、泣いた。
すごく情けないけど、
そんなことよりAさんとのことのほうが、大事だ。
丁度いいタイミングで降ってきた雨に打たれた。
諦められてたら、こんな涙流さずに、
すっと終われていたんだろうな。
ねえなんで君を好きになってしまったの?
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百(プロフ) - りんさん» ありがとうございます~!!!頑張ります^-^ (2020年6月7日 10時) (レス) id: 14df90127a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませていただいております!Over好きです(;_;)ノキノキもとても良かったです!まこっちゃん頑張ってほしいな〜と思いつつ読んでます!! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 825e66d972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna
作成日時:2020年5月29日 16時