Over 【 長谷川慎 】

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・makoto side









「 まって、これ超可愛くね？

みろって、凛果！ 」

『 凛ちゃんはそんなのわかんないよ 笑 』






凛果が産まれて１年半。

きっとAさんと俺の服より増えた凛果の服。




小さい服ってなんか可愛いんだよね。






Aさんは、まだ活動復帰はしてない。

最近は体力と技術を戻すために、ジムに行ってトレーニングをしたりしている。








ピーンポーン ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿








『 あ、来たんじゃない、？ 』

「 俺、出る 」






ご飯を食べてるAさんを横目に、凛果を抱っこして玄関に向かって、玄関を開けるとそこにいる大男たち。







海青「 お、凛ちゃん〜！ 」

樹「 はい、これ 」

翔平「 ちょ！！おま、これ怖いって！！海青！！落としたらどうすんや！！ 」







樹さんが渡してくれたのは、りんごとか果物。


海青さんは凛果を受け取って翔平さんの背中に乗せてて、翔平さんは喚いてる。



凛果は、きゃっきゃって笑ってて楽しそう。







樹「 じゃ、デート楽しんできてね 」

「 すいません、ありがとうございます 」

『 まってまって、樹これ！ 』





Aさんが渡したのは、凛果のリュックサック。


ここには色んなものが入ってる。







海青「 凛ちゃん、ばいばいって 」

凛果「 ばー、 」

樹「 … かわいい 」

翔平「 むっつり出てるぞ！！ 」







先月から１か月に一回、メンバーが凛ちゃんの面倒を見てくれる日を作ってくれた。


その日は、夫婦二人だけの時間。







「 今日は、？ 」

『 私の日！！ 』

「 ふふ 笑 はい 」







凛果も可愛いけど、やっぱり１番可愛いのはAさん。









「 行きますよ、 」

『 うん！！ 』





手を繋いで歩く一本道。


さっきから、遠くの方でシャッター音とかが聞こえたりしてるから、きっと週刊誌の人が撮ってるんだろうな。



べつにいいけど。





　

　


　
『 見て！
この服凛ちゃん絶対かわいいよね？！ 』

「 こっちも可愛くないっすか？ 」

『 … 悩むじゃん、 』

「 ふはっ 笑 そうですね 笑 」






子供がいる生活もいいけど、たまにはこんな日もいいなあ、なんて思ったりして。


　


　


　









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