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・makoto side
よかった。
ほんとによかった。
あのままだとAさん色々やばかった。
ダンスシューズ届けに来なかったからきっとAさんは、あの俳優にきっとやばいことをされてたんだと思う。
『 慎は、なんでそんなにかっこいいの、? 』
「 え、? 」
『 あ、いや忘れて、お願いします、
忘れて、お願い、 』
焦り具合が半端じゃないAさん。
かっこいいの、?ってどういうこと?
「 どういうことですか 」
『 なんにもないってば、違う。 』
忘れられるわけないじゃないですか。
だめだ。もう無理。
好き。大好き。好き。大好き。
気が付けば体が勝手にAさんを自分の胸に引き寄せていた。
『 ま、こと 』
「 ほんとに、ほんとに、俺と付き合えないですか、? 」
『 っ〜! 』
「 もう自分の気持ち押し殺さないでよ 」
っていうと、弱い力で俺の胸を押し返した。
『 怖いの、 』
「 なにがですか? 」
ぽつぽつと弱々しく言葉を紡ぎだそうとする彼女を見て、
ただ守りたい。そう思った。
『 慎を、きっとまた傷付けてしまうから、 』
「 俺そんな弱くない 」
『 それに私たちは芸能人だよ? 』
「 芸能人だから恋しちゃだめなんですか? 」
『 わたし、傷付くのがいや、 』
「 傷付かせません。 」
『 ほら、慎は人気者だから、なんでお前なんかがって私は言われちゃうよ 』
「 そんなの俺だって同じです。 」
ちょっとムッてしてる彼女の顔。
さっきの泣きそうな顔。
照れた顔。
全部隣で見たいんだよ。
『 ねえ、 』
「 なんですか? 」
『 わたし、慎のこと、 』
『 好きなの、 』
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百(プロフ) - りんさん» ありがとうございます~!!!頑張ります^-^ (2020年6月7日 10時) (レス) id: 14df90127a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませていただいております!Over好きです(;_;)ノキノキもとても良かったです!まこっちゃん頑張ってほしいな〜と思いつつ読んでます!! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 825e66d972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna
作成日時:2020年5月29日 16時