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俳優「 チッ、誰だよ 」
『 あ、でなきゃ、 』
俳優さんが気を取られてるうちに、助けを求めるために玄関まで走った。
おねがい、メンバーでいて …
ガチャッとドアを開けると、そこには数日前に想いを伝えてくれた慎がいた。
『 ま、こと! 』
「 え、どうしたんすか 」
『 たすけて、こわい、 』
怖くて慎に抱きつくと、回ってくる片手。
そしたらパタパタと近づいてくる足音。
それが怖い。
俳優「 君、なんなの? 」
「 そっちこそ誰ですか?
Aさんに何したんですか? 」
俳優「 あ〜君ね?
おんなじグループの子でしょ 」
「 だったらなんですか?帰ってください。
二度とAさんに近付かないでください 」
俳優「 そんなに必死になって守るような人かな〜? 」
そういった瞬間、腕に回す手の力が強くなった。
なるべく俳優さんとは顔を合わせないようにしたいから、慎の胸に顔を埋めた。
「 当たり前でしょ。
一生連れ添っていくメンバーなんです。
お前みたいなやつにAさんは渡せない 」
慎が、そういうと俳優さんは舌打ちをして荷物をまとめて帰っていった。
「 Aさんちょっとだけ歩けますか? 」
『 うんっ 』
さっきの低い声で少し怖い慎はいなくて、
ふわふわしてて笑顔の慎がいた。
「 大丈夫、ですか? 」
『 ちょっと、だけ 笑 』
HIROさんと社長さんにまで連絡してくれて、メンバーにも知らせてくれた慎。
ずっと隣にいてくれて、慎が持ってた翔吾のメンプロを肩に掛けてくれてる。
「 はあ、ほんっとによかった 」
『 なんで、いたの、 』
「 あ、いや、そのダンスシューズボロボロだったから、自分のも買いたかったからついでに 」
っていってしっかり包装までしてくれた袋を出してくる慎。
慎って欲しいものを全部くれる。
私が言わなくても。
「 要らなかったら捨ててください 」
『 いやいや、使うよ 笑 ありがとう、 』
「 へへ 笑 はい。 」
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百(プロフ) - りんさん» ありがとうございます~!!!頑張ります^-^ (2020年6月7日 10時) (レス) id: 14df90127a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませていただいております!Over好きです(;_;)ノキノキもとても良かったです!まこっちゃん頑張ってほしいな〜と思いつつ読んでます!! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 825e66d972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna
作成日時:2020年5月29日 16時