Part２４ 嫉妬 ページ26
『ごめん、私、三ツ谷くんの気に触ることしちゃったかもしれないけど…』
「……」
『でも、三ツ谷くんに嫌われたくないっ』
今にも泣きそうだけど、しっかりと自分の言葉で伝えた。
三ツ谷くんは、驚いたような顔をした後、“はあー”と大きなため息をついた。
やっぱり鬱陶しいと思われた…？
そんな不安で胸がズキリと痛む。
「…それ、Aさんにやるよ」
『え、本当…？』
「てか、Aさんのために取ったし」
『…っ』
その言葉にさっきまでは痛かった胸が、違う意味で苦しくなる。
“私のため”そう言ってもらえてドキドキした。
「…だっせぇな俺」
『え？』
「ごめん、さっきは変な態度とって」
そう言うと、少し赤らめた顔を手で隠した三ツ谷くん。
「…Aさんがドラケンと仲良さそうにしてて、正直妬いた」
『っっ！？』
「ごめん、意味わかんねえよな。だから気にすんな」
『…れしい』
「は？」
『すごく嬉しいっ…』
三ツ谷くんが、ヤキモチ妬いてくれた。
そう考えると、嬉しくて仕方なかった。
友達としてでもいい。
ちょっとでも特別な存在だと思ってくれていることがすごく嬉しいんだ。
『ヤキモチ妬いてくれていい！むしろ嬉しいから！』
「は…はぁっ！？」
『三ツ谷くんにちょっとでも特別と思ってもらえてるだけで嬉しいの！』
「ちょ…ちょっと待て！」
そう言うと、真っ赤になった三ツ谷くん。
「…んなこと言ったら勘違いされんぞ」
『勘違い…？』
「…好きなんじゃねえかって」
『っっっ！？』
一気に身体の体温が上昇するのが分かった。
さっきまでは、ヤキモチを妬いてくれたことが嬉しくて、勢いで自分の気持ち言っちゃったけど…
たしかに今のはいわゆる告白みたいに聞こえちゃうっ…
ど、どうしようっ…
「…ぷっ、ははは！何だよその顔」
『いやっ、あのっ…』
「俺に特別に思ってほしいじゃねえの？」
『…っっ』
ニヤッと笑ってそう言う三ツ谷くん。
さっきまでは照れていたのに何だか意地悪な笑顔だ。
「んな顔すんなよ笑」
『いたっ』
ピンっとおでこにデコピンをされる。
「とりあえず、送ってやるから後ろ乗れよ
A」
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＊Miyabi＊(プロフ) - まくすうぇるさん» クラスメイトたちはニヤニヤしながら微笑ましく２人を見ていたと思います（笑）分かります…私も混ざりたい…（ ; ; ） (2021年9月23日 17時) (
レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 断言できる。絶対にこのクラスの人達、二人をニヤニヤしながら見てる。私もその中に入りたかった…！！！ (2021年9月23日 4時) (レス) @page50 id: db51d70f74 (このIDを非表示/違反報告)
＊Miyabi＊(プロフ) - きな粉餅さん» ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです（ ; ; ）これからも頑張ります！！！ (2021年8月7日 15時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅 - この作品ホントにだいすき！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2021年8月7日 8時) (レス) id: 3e5070df94 (このIDを非表示/違反報告)
＊Miyabi＊(プロフ) - あいなさん» 嬉しいコメントありがとうございます（泣）三ツ谷くん私も大好きです！！彼のイケメンな所を引き出せるよう今後も頑張ります(^^) 続編もお楽しみください！♪ (2021年6月27日 7時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊Miyabi＊ | 作成日時：2021年5月21日 23時
