Part２２ 協力者 ページ24
「…っし、取れた！」
「やっぱ三ツ谷はスゲーな！」
「Aさん、これ……って、、あれ？」
「…あ、ケンチンもいない」
.
.
.
「何だよ、いきなりビックリしただろ」
そう言いながらもニヤニヤと私を見てくるドラケンくん。
ドラケンくんに三ツ谷くんのことが好きだとバレてしまった。非常に緊急事態であるこの状況。
三ツ谷くんとマイキーくんに気付かれないよう、ドラケンくんの腕を引っ張ってゲームセンターから外へ出た。
『…あ、あのっ、ドラケンくん、さっきの…』
「あー、三ツ谷に惚れてるって？」
『シーっ！？声大っきいよ！？』
「別にいいじゃねえか、何で隠すんだよ」
悪びれる様子もなく、不思議そうにそう言ったドラケンくん。
ドラケンくんは乙女の心が分からないみたい。
『三ツ谷くんが私のこと何とも思ってないのは分かってるしっ…このまま仲良くしたいって思うから、バレたくないの』
「三ツ谷に何とも思ってないって言われたのかよ？」
『言われてないけどっ……分かるもん』
「何だそりゃ、じゃあ分かんねえだろ」
はあ〜とため息をつきながらそう言うドラケンくん。
すごく面倒くさそうな表情だ。
『…だって、三ツ谷くんのこと、すごく…すごく好きだから…、、こわい』
三ツ谷くんに気持ちがバレて距離置かれたらどうしようとか、三ツ谷くんに拒絶されてしまったらどうしようとか…
「……はあ、わーったよ。黙っててやるし、気付かれねえように協力してやる」
『ほ、本当に！？』
「ああ、思った以上に三ツ谷にベタ惚れみてえだからな」
『っ！！は、恥ずかしいからあんま言わないで！』
「事実だろーが。ま、がんばれよ」
そう言って、ドラケンくんが私の頭をぐしゃぐしゃっと撫でる。
最初は怖いと思ったけど、ドラケンくんも三ツ谷くんと似てて、大人っぽいというかアニキって感じするなあ。
そんなことを考えていると…
「ああーっ！ケンチンとAがイチャイチャしてるー！！」
マイキーくんと三ツ谷くんが私とドラケンくんを探しに出てきたみたいだ。
『あっ、三ツ谷くん！』
三ツ谷くんの手には私がお願いしたクマのぬいぐるみ。
取ってくれたんだ！
そう思って頬が緩みかけた時…
「…俺、帰るわ」
「ん？…三ツ谷ぁ、これ俺にくれんの？」
「おー」
そう言って三ツ谷くんは、私に目を向けることなく、マイキーくんにぬいぐるみを渡した。
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＊Miyabi＊(プロフ) - まくすうぇるさん» クラスメイトたちはニヤニヤしながら微笑ましく２人を見ていたと思います（笑）分かります…私も混ざりたい…（ ; ; ） (2021年9月23日 17時) (
レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 断言できる。絶対にこのクラスの人達、二人をニヤニヤしながら見てる。私もその中に入りたかった…！！！ (2021年9月23日 4時) (レス) @page50 id: db51d70f74 (このIDを非表示/違反報告)
＊Miyabi＊(プロフ) - きな粉餅さん» ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです（ ; ; ）これからも頑張ります！！！ (2021年8月7日 15時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅 - この作品ホントにだいすき！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2021年8月7日 8時) (レス) id: 3e5070df94 (このIDを非表示/違反報告)
＊Miyabi＊(プロフ) - あいなさん» 嬉しいコメントありがとうございます（泣）三ツ谷くん私も大好きです！！彼のイケメンな所を引き出せるよう今後も頑張ります(^^) 続編もお楽しみください！♪ (2021年6月27日 7時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊Miyabi＊ | 作成日時：2021年5月21日 23時
