現実逃避9 ページ13
Aside
さとみは安心したのかそのまま眠ってしまった。おやすみなさい。さとみ。
さすがに部屋の前で寝るのはまずいのでベッドに連れてくことにした。
う-ん…どう運ぼうかな…そうして考えついたのはお姫様抱っこ()
『し,失礼しま-す…』
そう言ってそっと持ち上げる。普通に考えたら逆じゃんこれ()
持ち上げるとさとみはすっごく軽かった。まるで紙みたいに薄っぺらい。
『え?これご飯食べてる?ダイエットとかしてんじゃね?軽…』
そう言ってベッドにつれてって毛布をかけてあげた。
さとみは涙のあとがあるが寝ている表情は可愛らしい。私はクスッと笑って部屋を後にした。
さとみside
俺はなぜか持ち上げられた感覚があり,目を覚ました。
うっすらと目を開けてみるとねーちゃんが俺のことをお姫様抱っこしてた。普通に考えたら逆だろこれ()
だけどこの状態が嬉しくてずっと続いてほしくて目は開けなかった。ごめん。ねーちゃん。このままでいさせて。
そう心の中で言っているとねーちゃんの独り言が聞こえた。
『え?これご飯食べてる?ダイエットとかしてんじゃね?軽…』
ご飯食べてるよ。1日3食プロテインだけど()
筋肉つけようと頑張ってんの。ねーちゃんを守れるために_
ねーちゃんは俺をベッドに運ぶとクスッと笑って出ていった。
兄弟としても恋愛としても大好きなんだよ。ねーちゃんのこと。
気づかないだろうけど…いつか気づいて欲しい…なーんて。
そう思いながら再び眠りについた。
ころんside
この日はさとみくんとA先輩のこと考えすぎて授業に集中できなかった。
仲直り…できたかな…?
帰ったらすぐにさとみくん家に行こう。そう決めた。
そして現在。さとみくんの家の前にいる。ピンポーン。チャイムを鳴らす。
ガチャ。出てきたのはA先輩だった。
こ「A先輩!仲直りできました?」
『うん!ころんくんありがとね!』
こ「いえ!良かったです!あ,さとみくんのお見舞いにきました!」
『あ,ありがとう!入って!』
こ「お邪魔します〜!」
そう言ってさとみくん家に入る。いつ来ても綺麗だなぁ…そう思いながらさとみくんの部屋に行く。
『さとみぃ〜ころんくんだよ〜』
A先輩がそう言った。
さ「ころん!?あ,入って」
こ「は-い」
そう言って部屋に入る。元気そうで安心した。
さ「あのさころん…」
こ「ん?」
さ「やっぱ好きだわ。ね-ちゃんのこと。」
こ「お…おう…?」
続く
新作…書くか…?(え)
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海月(プロフ) - むつき。さん» ハハッ☆ (2021年11月1日 20時) (レス) id: 99768c7735 (このIDを非表示/違反報告)
むつき。(プロフ) - 海月さん» ハハッ☆ (2021年11月1日 19時) (レス) id: da60582d52 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - むつき。さん» 私だ☆あたおかは私だけでじゅーぶんさ☆ (2021年11月1日 19時) (レス) id: 99768c7735 (このIDを非表示/違反報告)
むつき。(プロフ) - 海月さん» あーしが一番やっべぇんだ☆ (2021年11月1日 17時) (レス) id: da60582d52 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - むつき。さん» かっこいいでしょ!?!?!?!?!?愛してr(((大丈夫こいつが一番やばい (2021年11月1日 7時) (レス) id: 99768c7735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽花 x他1人 | 作成日時:2021年8月17日 20時