現実逃避8 ページ11
あんなことを言ってさとみは_どれだけ傷ついたのだろう。
『ころんくん。』
こ「なんですか?」
『さとみの親友になってくれてありがとう。』
こ「なんですかいきなりwwこちらこそですよ」
『あと…私今日学校早退するからころんくん伝えといてくれる?』
こ「ふふっ。先輩ならそう言うって信じてました。さとみくんをよろしくおねがいします」
その言葉が聞けた瞬間私は学校を飛び出した。急いで家に戻った。
さとみ…ごめんね。
さとみside
俺はもう一度目を覚ました。時刻は8時。ゆうて三度寝30分しか寝てない。
さ「…はあ…」
今日何回目の溜息だろうか。ね-ちゃんを傷つけてしまった。
罪悪感で胸が痛かった。こんな俺。生きてて良いんだろうか。
『生き甲斐』を傷つけてしまったんだ。タヒんでも誰も困らないんじゃないか_
さ「ね-ちゃん傷つけて。ほんっと俺って最低だよな…」
誰にも届くはずのない気づきにくいsos。誰かに気づいてほしかった_
そんなとき。
?「最低じゃないよ。」
聞き慣れた声がしてびっくりして振り返った。
さ「ね-ちゃん…?」
そこには息を切らしたね-ちゃんの姿。ね-ちゃんの瞳には泣きそうな俺の顔が映っていた。
ね-ちゃんの瞳は真っすぐで他の人とは違う純粋な瞳だった
さ「…学校は…?」
『ん?早退してきたよ。』
さ「駄目じゃんそんなの…」
今一番会いたかった人。今一番思いを伝えたかった人。今一番声を聞きたかった人_。
色んな思いが溢れて自分の感情がよく分からなくなった。とりあえず謝らないといけない。
さ「『ごめん…!』」
声がハモった。ね-ちゃんの謝る意味がわからない。
さ「え?」
『ん?』
『あ,さとみ…ごめん。さとみの気持ちも何も分かってないのに…さとみだけ重い荷物一人で抱えさせて…お姉ちゃん失格だよね。』
そんなことない。心の底からそう思った。
さ「俺の方こそごめん…きつく言い過ぎてね-ちゃんのこと傷つけた。嘘もついた。ほんとは大好きなのに…」
だんだん目頭が熱くなって涙が溜まっていく。下を向いていた俺をぎゅっとね-ちゃんは優しく包み込んでくれた。
『いいんだよ。泣いて。』
そういった瞬間俺の涙腺のストッパーがきかなくなり泣きたくないのに泣いた。俺は静かにでもぬくもりを感じながら泣いた。
さ「ね-ちゃん。ありがとう…」
俺は本音を漏らした。
ね-ちゃんは小さく笑って更に強く抱きしめてくれた。
続く
1日4話…2連続で書けた…!誰か褒めろ下さい((殴
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海月(プロフ) - むつき。さん» ハハッ☆ (2021年11月1日 20時) (レス) id: 99768c7735 (このIDを非表示/違反報告)
むつき。(プロフ) - 海月さん» ハハッ☆ (2021年11月1日 19時) (レス) id: da60582d52 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - むつき。さん» 私だ☆あたおかは私だけでじゅーぶんさ☆ (2021年11月1日 19時) (レス) id: 99768c7735 (このIDを非表示/違反報告)
むつき。(プロフ) - 海月さん» あーしが一番やっべぇんだ☆ (2021年11月1日 17時) (レス) id: da60582d52 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - むつき。さん» かっこいいでしょ!?!?!?!?!?愛してr(((大丈夫こいつが一番やばい (2021年11月1日 7時) (レス) id: 99768c7735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽花 x他1人 | 作成日時:2021年8月17日 20時