9:不可逆 ページ10
「離すわけいかないって・・・?」
ふふ、とかわいらしく笑った彼の表情はよく見えない。
「なんやろう。わからんわ。」
唇の端にホイップがついている。
彼の舌が、それを舐めとる。
おぞましい、なぜかそう思った。
「Aは、俺のことが好き?」
冷たい、氷漬けにされたような目。
「え・・・?」
一瞬、戸惑ったのは誰のせいか。
「ふーん、まあ、ええわ。」
彼は回答を待たずに遮り、立ち上がる。
「帰ろ。」
ふわっと笑ってまた手を差し伸べた。
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餡子です。また更新再開します!!
よろしくお願いします。
餡子
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餡子(プロフ) - 紀衣さん» コメントありがとうございます!お話好きと言っていただいて本当に嬉しいです^^。早く受験を終えてめい一杯描きたい気分です!!もう少々更新できない日々が続きますが、待っていただけたら嬉しいです! (2018年1月6日 20時) (レス) id: 9872b87b04 (このIDを非表示/違反報告)
紀衣(プロフ) - はじめまして!これからどうなるのだろうというストーリーにドキドキが止まらず、更新される度すっ飛んできて読むくらい餡子さんのお話が大好きです!大学受験、大変だとは思いますが頑張ってください!応援してます! (2018年1月6日 0時) (レス) id: cdb8449478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:餡子 | 作成日時:2017年10月16日 20時