1.裏切り ページ2
「はあ、しかしなんやつまらない日々やな。そう思わん？」
彼はとても日々を憂いている。何故なのか、分からないけど。
容姿端麗、成績優秀。彼の悪い所なんて見つからない。
彼、というのは永瀬廉。彼の容姿に似合った綺麗な名前だ。
私が通っている高校では、平野紫耀と永瀬廉と高橋海人の3人が王子様とされている。
そのうちの1人、平野紫耀は私の彼氏だ。これに関しては私は鼻が高い。
「…なあ、」
「なに？」
あちぃ、とシャツをパタパタと仰ぐ。男物の制汗剤が香る。
「ねえ、目を閉じて？」
遠くでカラスが泣く。
「なんで？」
「5秒間でいいから。」
「次開けた時、お前の世界は変わってるよ。」
矢継ぎ早に彼が呟く。
「なにそれ。じゃあ5秒間ね？」
「いーち、にーい、さーん、しーい、」
ご、と呟く前に唇が塞がる。
実感はあった。あったけれど、頭は理解してなかった。
【カッコウの遊び場】
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餡子(プロフ) - 紀衣さん» コメントありがとうございます！お話好きと言っていただいて本当に嬉しいです＾＾。早く受験を終えてめい一杯描きたい気分です！！もう少々更新できない日々が続きますが、待っていただけたら嬉しいです！ (2018年1月6日 20時) (
レス) id: 9872b87b04 (このIDを非表示/違反報告)
紀衣(プロフ) - はじめまして！これからどうなるのだろうというストーリーにドキドキが止まらず、更新される度すっ飛んできて読むくらい餡子さんのお話が大好きです！大学受験、大変だとは思いますが頑張ってください！応援してます！ (2018年1月6日 0時) (レス) id: cdb8449478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：餡子 | 作成日時：2017年10月16日 20時
