プロローグ ページ1
「誰もが裏切らない確証なんて何処にも無いんだよ」
「何それ？」
夕暮れ時、彼は日を背にしてこんなことを呟いた。
彼とは家が隣り、ずっと一緒。
「いや、なんか誰かが言うてたなあって。」
「ふーん。」
じゅ、と音がして紙パックのジュースが空になる。お気に入りのりんごジュース。
欠伸が出る。今日の6限、寝たのにな。
「なあ、もし大切な人に裏切られたらどうする？」
「わからへん、、信じられるのか信じられないのかも。でも、信じるんじゃないんかな…。」
「なんで？」
「だって、大切な人やろ？」
近くにあったコンビニのゴミ箱に紙パックを捨てる。
これもいつものこと。
「なんや、お前らしいな。」
「ふふ、何それ。」
いつも通りの毎日。何も変わらない日々。
何も、変わらない日々。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 341人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
餡子(プロフ) - 紀衣さん» コメントありがとうございます！お話好きと言っていただいて本当に嬉しいです＾＾。早く受験を終えてめい一杯描きたい気分です！！もう少々更新できない日々が続きますが、待っていただけたら嬉しいです！ (2018年1月6日 20時) (
レス) id: 9872b87b04 (このIDを非表示/違反報告)
紀衣(プロフ) - はじめまして！これからどうなるのだろうというストーリーにドキドキが止まらず、更新される度すっ飛んできて読むくらい餡子さんのお話が大好きです！大学受験、大変だとは思いますが頑張ってください！応援してます！ (2018年1月6日 0時) (レス) id: cdb8449478 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：餡子 | 作成日時：2017年10月16日 20時
