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13. ページ13
俺、羨ましかってんなー。と彼は嘲笑する。
「俺なんか父さんに逃げられて母さんは一日中働いて貧乏でずっとひとりで。」
でも淳太は、分かるやろって彼は言う。
「それなりに嫉妬もした、酷いこともした。」
「人を恨むことがどれほど自分を傷つけるかを教えてくれたのも淳太だった。」
「………」
「だから俺、こんな変なやつやねん。どう見ても社会の底辺におるけど、明るくて馬鹿で。」
でもな、
「明るく生きた方が幸せになれるって俺はわかってる。」
さ、俺帰るわ。そう言って彼は自分の家へと変える。
明るく生きる。自分には一生関係ないだろうなと思っていた。幸せって言葉も、その意味は思い出さないように秘めていた。
どうして彼は幸せになろうとしているんだろう。
その答えが見つからずにいた。
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一波(プロフ) - 作者さんのペースで書いてください(^^)更新楽しみにしてます(^^) (2018年6月13日 13時) (
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作者名：餡子 | 作成日時：2017年4月11日 23時
