検索窓
今日:4 hit、昨日:22 hit、合計:74,933 hit

11. ページ11

「まだ先生やってたなんて、思わんかった。」



そう口先だけでは言ったけれど、きっとシゲは俺が先生をやめないことぐらい知ってる。



天職だ、そう思った。辛いけれどやりがいがあって。
若いし、なかなか人気あるし、やはり楽しい。
生徒の成長を見守ることは、自分も成長することなんだ。



シゲとは幼なじみで、彼の家庭はあまり良い家庭ではなかったから良く世話をしていた。
彼は高校を出てすぐ就職したけれど、まさかこんなところにいたなんて。



「俺、お隣さんやねん。」


鈴木さんと。と付け足す彼は、昔から主語を付けて話す癖がない。



「年、近いしさ。よく一緒に飯と食ってる。」



それだけだよ、と彼は言いたいらしいが、納得はできない。



シゲがそんなアホなことするやつとは思ってないけれど。

12.→←10.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (217 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
534人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

一波(プロフ) - 作者さんのペースで書いてください(^^)更新楽しみにしてます(^^) (2018年6月13日 13時) (レス) id: 67846066e5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:餡子 | 作成日時:2017年4月11日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。