伊沢くんと幼馴染恋人ー２ー

※(end) ページ43

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『じゃあ例えば、初めてAV借りる人なんかは？一番定番のやつってどれ？』

「まぁ、こういう女優の単体物とかが無難なんじゃん？」

『単体もの、...へぇー、じゃあこのSM物って具体的に何？』

「自分で調べろよ」

『縛る行為じゃないの？』

「...あー、まぁ拘束とか調教とか...そういう類の」

『じゃあこの痴女って何？』

「...痴女っていうのは、卑猥な女性っていうか、そういうことが好きな女性っていうか」

『この輪姦っていうのは？』

「...複数の男が一人の女性に対して次々に...て、もう言わせるな！」

『えー、ただ聞いてただけじゃん』

「これ以上聞くなら加藤鷹にでも聞け」

『誰それ？初耳なんだけど』

「ゴールドフィンガーで有名なレジェンドだよ」

『レジェンドはジャンプの葛西さんじゃないの？』

「お前ほんといい加減にしろよ」

『そもそもさ、拓司はどんなのが好きなの？』

「聞くな、そんなこと」

『だって今まで聞いたこと無かったなと思って。大丈夫だよ、拓司が何を選んでも引かないから！』

「そういう問題じゃねーよ、いくら幼馴染でも恋人同士でもこんな所にまで踏み込んで来るな」

『ちなみにこの棚の中だったらどれ？やっぱり逆ハー系？』

「なんで勝手に決めつけてんだよ」

『じゃあ無難に人妻系？』

「...人妻を無難扱いするとかお前の頭の中どうなってんだ」

『いっぱいあるんだねー、...あ、これ面白そう！学園もの、あと素人企画』

「...まぁ、あえて企画力で讃えるとしたら、マジックミラー号かな」

『え！何それ詳しく教えてよ！』

「いや、早く出ようぜ...」




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長かった回想を終える。
思い返しただけで若干の疲労を要する。

目の前では腹を抱えて笑っているナイスガイとクスクスと口元に手を当てがう福良さんと山本の二人。

いや、もう笑うくらいなら俺に労いの言葉を掛けてくれ。




「あっはははは！！何それめっちゃ面白いじゃん！！」

「亜紀ちゃんらしいよね、探究心強めというか」

「とことん突き進む感じね」

「いや、あのカーテンの向こうのコーナーであんなに盛り上がる女見たの人生で初めてだからな」

「めっちゃいいキャラしてんなー亜紀ちゃん！ますます会ってみたいわー」

「R指定コーナーでたじろぐクイズ王見たかったな」

「それな！！」

「マジでやめてくれ」



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番外編【完】

作者より謝罪→すみませんでした(^O^)

(オマケ観戦)→←◎

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