おわり^ ^ ページ40
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『あ、ねえ拓司』
「ん?」
『あのね、今度海に行きたい!』
「は、何、海?」
『そう、同じサークルに海洋学を研究してる子がいるんだけどね』
「うん」
『すごく熱心なの、海棲生物とか、プレートテクト...えーと、なんだっけ』
「プレートテクトニクスな」
『そうそう、それ!そういう話し聞いてたら、なんか久しぶりに海に行きたくなっちゃって』
「...海かー、全然行って無いな、足遠のき過ぎて行き方も遊び方も忘れた」
『行くのは簡単だよ、電車一本乗って湘南行けばいいんだもん』
「お前はほんとにベタを愛する女だな」
『別に遊ばなくたっていいんだよ?私は私で勝手に、海面とか陸岸とか、空間的に有限な境界って一体何だろう?って考察してるから』
「海水密度とか海面気圧とか?」
『おー!さすが拓司、話しが早い』
「いや、そしたら絶対俺に聞いて来るだろ」
『いいじゃん。結局拓司は聞いてないことまで勝手に喋るでしょ』
「ふざけんな、それはお前がいつも間違った解釈をしてるからだ」
『何言ってんの、だから拓司と行きたいって言ってるんでしょ!』
「...あー。海かー、」
結論も出ないうちに信号が変わる。
青信号。
二人揃って踏み出す歩幅。
『...でも、まだ寒いかな、海』
「時間帯によるだろうな、夕方は風も出て来るだろうし、行くなら昼過ぎだな」
『あ、でも桜も見たいなー』
「どっちかにしろよ」
『海と桜、両方いっぺんに見れる場所ってないの?』
「んー...静岡とか」
『遠いよー』
(...ほらな。)
簡単に海に行きたくなっただろう?
桜が見たくなっただろ?
君といると。
いつだって。
【巡る季節が恋しくなるんだ】
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作者より^ ^
皆さま、幼馴染恋人シリーズ〜2〜
ここまで読んで頂きありがとうございました。
頭の中にあったものはお粗末ながら全て形にすることが出来ました。満足です!
本当にありがとうございました!
...第3章は、、、うーん、、、悩み中
感想・メッセージ・要望・リクエストなどがありましたら。コメント頂けると幸いです。
反響があった時はまたダラダラ続けるかも←
とにかくですね、
たくさんの高評価・閲覧
本当に本当にありがとうございました!^ ^
感謝の気持ちでいっぱいです!
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aki(プロフ) - aichさん» ありがとうございます!^ ^ そう言って頂けて本当に嬉しい!あのお話は伊沢さんにおんぶされたい願望を爆発させたものです!少しでもaichさんの心に響いたのなら、これほど嬉しいことはありません!本当にありがとうございます^ ^ (2019年3月12日 13時) (レス) id: 47898df90d (このIDを非表示/違反報告)
aich(プロフ) - とっっっても素敵でした。3連休デートのお話で、伊沢さんが夢主ちゃんをおんぶしながら考える回がとっても感動して泣けました(語彙力) (2019年3月11日 21時) (レス) id: 256f7a3088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aki | 作成日時:2019年3月6日 9時