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ウェスティンホテル東京は想像以上に気品溢れる格式高いホテルだった。
思わず圧倒される...
ロビーに入った瞬間から、まさに日本の色彩が溢れる空間で。
テレビでしか見たことの無いような広い絨毯の廊下を通って、更に広いレストラン会場へと案内される。
予約した席は窓際のシンフォニー席。
東京の夜景が一望できる希望通りの最高の場所だ。
まさに卒業(前倒しだけど)のお祝いにふさわしいと、自分で自画自賛する。
...そして何より、これからこの場所で、二人で向かい合って乾杯できることが何よりも嬉しかった。
...グラスを合わせるのがこんなに楽しみなことはない、
(...拓司、どんな顔するかな。
この景色見て驚くかな、いや、私と違って、案外冷静かもしれない。
そうだよ、拓司は見慣れてるじゃん。
仕事でフジテレビだって行き慣れてるんだし。
それとも、前日から立て続けに入っている仕事で疲れてて、夜景に感動する心境じゃないのかもしれない。
......でも、それならそれでいいや。
私がゆっくりお祝いしてあげればいいんだから、
......ううん。二人でゆっくりご飯を食べれればいいや。
...それでいい....今日はそれで十分...)
そんなことを考えながら、
高鳴る期待と少しの緊張感を味わいつつ、私は窓からの景色に目を輝かせていた。
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aki(プロフ) - aichさん» ありがとうございます!^ ^ そう言って頂けて本当に嬉しい!あのお話は伊沢さんにおんぶされたい願望を爆発させたものです!少しでもaichさんの心に響いたのなら、これほど嬉しいことはありません!本当にありがとうございます^ ^ (2019年3月12日 13時) (レス) id: 47898df90d (このIDを非表示/違反報告)
aich(プロフ) - とっっっても素敵でした。3連休デートのお話で、伊沢さんが夢主ちゃんをおんぶしながら考える回がとっても感動して泣けました(語彙力) (2019年3月11日 21時) (レス) id: 256f7a3088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aki | 作成日時:2019年3月6日 9時