227 ページ27
.
A side
「えぇ！？なにこの豪邸……！！」
マリ「そうですか？」
勝利「マリウスは感覚が狂ってるの。」
ある日の放課後 部室では今度の撮影会どこに行こうかーと、みんなでミーティング。……という名のおしゃべり会です。はい、すみません…
話の話題は マリウスくんのお家。
どうやら、出身のドイツにとんでもない豪邸を構えているらしく、その写真を見せてもらった。
おかしい…
なんで、家の中にエレベーターがあるんだ……
驚きまくってる私をよそに 勝利くんはもう見たことがあるのか、澄まし顔だし マリウスくんに至ってはそれが当たり前だから そんなに驚きます？なんて言われてしまった。
いや、驚くよ！！
今度 風磨くんのお家連れて行こうか！？(←風磨くんごめんなさい)
「これは、何LDKなんでしょう……」
マリ「なにそれ？」
勝利「考えない方がいいですよ、A先輩。僕たちには多分想像つきませんから。」
「そ、そうだよね…、そうしとく…」
気がつけば 2人とも私のことを名前で呼んでくれるようになった。
マリ「そういえば、A先輩 引退とかいつするんですか？
他の部活の人たちはだいたい夏休み前あたりで引退してたような…」
「最後までいよーかなぁーって。」
マリ「え！ほんとですか！」
「専門行く予定だから…」
時はもう9月。
3年生のこの時期はみんな 進路が徐々に決まり始めている頃。
私も進路は一応決まってる感じで…
専門に行く予定だから 出願して 面接したら、だいたい合格するやつ…
写真部 もともと緩いし、なるべく長くいたいから。
去年 中島先輩は受験があるから 2学期からはあんまり部活に来られなかったけど、風磨くんは最後までいてくれた。
と言っても、そんな活動日数もなかったんだけどね。
それが嬉しかったから…
マリ「じゃー、まだ一緒にいられるんですね！」
「だね。笑」
マリ「やったぁ〜」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2021年1月7日 23時
