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目の前ですやすやと眠るAの腰をさする…
薬を飲んでもまだ痛むのか 辛そうな表情で なぜか俺も胸が痛む…
ぎゅっと、布団を握っている小さな手が 痛みに必死に耐えているようで…
これが毎月なの？
そんなの苦しすぎる。
Aと出会ってから そういえば、こうやって生理だからって苦しんでるところは見たことがなかった気がする。
俺が気づいてないだけか…
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「…ふぅま…くん…」
しばらくして、パソコンで持ち帰ってきた仕事をしていると 隣から 俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
風磨「A…、大丈夫か…？」
「うん…ごめんね…結構寝ちゃった…」
風磨「んなのどうだっていいよ、
Aの身体が休まるまで寝てて大丈夫だから。」
寝起きだからか まだ意識がはっきりしていないA
目も半開きで 髪が少しはねてる。
体を起こして あくびをひとつ。
正直に言おう。
かわいい。
自然と 手が伸びてAの頭を撫でた。
「ふうまくん…お仕事してたの…？」
ローテーブルの上に広げてあるパソコンと資料
風磨「ちょっと終わってなかったやつな。」
「なんか、ごめん…」
それは 何に対しての ごめんなのか。
優しいAのことだから、いろいろ気を遣ってくれているのだろう。
考えなくてもいいこと、考え過ぎているんだろう
風磨「気にすんな。」
「せっかくのお休みなのに…」
風磨「たまにはいいじゃん、こんな休日も。
Aのかわいい寝顔いっぱい見られたし？」
「……！！」
ほら、そうやって照れると分かりやすく顔が赤くなる
風磨「夜は何が食べたい？Aが食べたいものなんでも作るよ」
だって、そのために金曜の帰りはスーパーに寄ってるからね。
「風磨くんが作るものなら、全部食べたい…」
風磨「じゃあー…オムライスとかどう？ふわっふわの」
「うん…！」
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年1月7日 23時
