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「………」
ゆっくりと重たい瞼をこじ開けて 目を覚ました。
えっと……私…
ぁ、
そうだ…
倒れたんだ。
風磨くんと喧嘩になって、痺れを切らしてもうコンビニに行ってやろうって思って立ち上がった瞬間 ものすごいめまいがして…
そのまま倒れたんだよね…
でも、不思議にも 私がいるのはベッドの上
ご丁寧に布団までかけられている。
風磨くんは……、、
体を起こすと すぐそばにその影はあった。
風磨「ぁ…A、」
ローテーブルの上でパソコンを広げて 何やら作業をしていた風磨くん
きっとお仕事かな。
私の存在に気づけば 近づいてきて 体を起こす私を戻すように そっと寝かせてくれた。
風磨「大丈夫か…？」
「ぅん…」
風磨「腹減った…？
一応、スープ作ったんだけど……」
ふと、視線を下ろした瞬間 目に入ったレジ袋
隙間から少し見えた。
「薬」という文字が。
まさかとは思うけど…風磨くん、買ってきてくれたの……？
「ねぇ…」
風磨「ん？」
「それ…」
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年1月7日 23時
