約束 ページ1
ある人物がいないか周りを確認しながら歩く
普通に歩けばいいじゃんと思う人もいるけどそうにはいかないんだ
待ち合わせの場所に着き、息をつく
「良かったアイツにバレな「先輩何やってんの?」ぎゃあああ!」
まるで虫が出たかのように色気ない声で叫ぶ
そんな姿にクスクスと笑うアイツ
「先輩可愛い、俺に会えて嬉しかったんだね」
「いや会いたくなかった勘違いもそこまでにしてくれノートン」
アイツ、ノートン・キャンベルはここにやって来て間もないのに一目惚れという理由でストーカーのようにまとまり付くのだ
折角あの人に会えるというのにノートンのせいでイチャイチャ出来ないではないか!
「今日は大事な用事があるから離れて」
あの人が来る前になんとか離そうと説得をする
「大事な用事ってあの写真家と会う約束だろ」
「な、なんで知ってるの!?」
誰にも話していないというのにアイツは何故知っているのだ
「そりゃあ将来俺と結婚するから先輩のことは全部知っておかなきゃ」
「心も読まれた!?てかノートンとは結婚しないからね!」
「そういう顔をしてたからね
それに
俺よりあの写真家の方が大事なの?」
声を低く冷淡な顔にゾクリと震える
「Aお待たせ」
「ジョゼフ!!」
タイミングよくジョゼフが来てくれた
勢いよくジョゼフに抱きつく
「おや炭鉱者もいるのかい」
「早く先輩から離れろ汚れるだろうが」
「生憎今日はAと約束しているから無理なんだよね」
睨むノートンに対してジョゼフは怯えることもなく私をより一層抱き締めてくれる
もうカッコいい触れている部分がやばいキュン死しちゃう
「じゃあ行こっか」
「はい!!」
これからジョゼフと2人きりで過ごせると思うと嬉しくて顔がニヤける
そんな2人の様子にノートンは嫉妬心で睨んでいた
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