▼お茶会 ページ4
だけど場所が悪かったせいですぐ吊られた
俺だけ吊って他のみんなにはやさ鬼をしたらしい
そういうの仲間外れにされてうざい
夕方突然Aにお茶会を誘われて嬉しかった
テーブルには沢山のスイーツが並べてあった
「ごめんなさい、折角とびっきりの紅茶を淹れるって約束したのに出来なくて」
「う、ううん結果逃げれなかったし約束を守れなかった俺が悪いよ」
申し訳なさそうに言うAにそんなことないと否定する
こうやって細かいところまで気遣いしてくれるから好きになるんだよな
「でも約束を果たしたいわ、これはノートンさんの為に淹れた紅茶よ」
「あ、ありがとう」
俺の為にか……！
その言葉が嬉しくて早速紅茶を飲む
甘すぎずすっきりしていて美味しい
「お、美味しい」
「良かったわ！」
俺の感想に安堵してスイーツも食べてと言われ食べる
「お昼ねジョゼフとお茶会をしたの」
食べていたスイーツをぴたりとやめる
「美味しいといってくれて嬉しかったわ
口に付いたクリームをペロッと舐めて取ってくれてもう心臓が持たなかった
試合のときも沢山写真を撮ってくれたりジェットコースターまで乗ってくれて楽しかった！」
毎回俺と2人きりになるとジョゼフのことばかり話す
「男目線から見るとどうかしら脈あり？」
ナイフとフォークを皿に置く
「ノートンさん？」
「いつもジョゼフばかり話すの止めてくれません？俺先輩の恋愛相談じゃないんで」
ご馳走さまと早足でお茶会から出る
やらかした……！これ絶対嫌われた
なんで自分から関係を壊すんだよ
「なにやってんだよ俺」
誰もいない所でため息ばかりついていた
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