第二話：早すぎる出来事 ページ4
??「えー、僕が一番最初〜？Nakamuじゃないの〜？」
??「うるせぇ。自業自得だろ」
??「でもさ〜…―――」
あら、3年生の人たちかしら？ちょっと見覚えのある顔ね。
何か言い合っているみたいだけれど…。
あ、気付いた。あたふたしてるわね。大丈夫かしら？
??「あ、え、はい。おはようございます。昨晩はよく眠れましたか？
まぁ、これといって何かあるって訳じゃないんですぐ締めますね。
皆さん入学おめでとうございます。3年間頑張ってください。以上。終わります！」
…え、これで終わり？早くないかしら？校長先生か教頭先生には代わらないの？
もうみんなお帰りムードじゃない。私がよくここのこと知らなかっただけ？
うーん。それにしても自由ね。こんなので学園成り立つのかしら？
??「あ、ねぇねぇ、そこの女の子〜」
「…私のことかしら？」
??「そーそー。これから椅子しまうんだけどさ、時間かかりそうだから手伝ってくれない？」
「ええ、別にいいけれ…ど」
−250。この人もなのね。
それもさっきの中村さんよりも低いじゃない。嘘でしょ？
何で嫌いな人なのに声かけるのよ。馬鹿なのかしら。
嫌いなの気づいていないの？それはそれで馬鹿じゃない。
??「ありがとー！じゃあ前の5列任せるね〜！僕は後ろの5列やるから！」
「あ、あぁ…分かったわ」
はぁ…早く切り上げて帰りましょう。
めんどくさいわねぇ…。これでも新一年生なのだけれど…。
他に3年生はいないのかしら？あの3人だけ？
あの3人は生徒会の人とかなのかしら。それでももうちょっと人はいると思うのだけれど…。
うーん。考えれば考えるほど分からなくなってくるわね。
「…ふぅ。これで終わりかしら？」
??「あ、終わった？」
「えぇ。前5列終わらせたわ」
??「ほんとありがとっ！代わりと言っちゃ何だけどさ、僕に何かできることある？」
この人、いきなりきたわね。
別に後は帰るだけだし、やってほしいことなんてないのだけれど…。
あ、これだけ言っておこうかしら。
「別にやってほしいことはないのだけれど、これだけ覚えておいてほしいわ」
??「ん？なぁに？」
「貴方、嫌いな人には関わらないほうがいいと思うわよ」
??「…え？」
「それだけよ。それじゃあね」
??「え、待って！？どういうこと！？」
はー。早く帰りましょ。怖い怖い。
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??「はぁ、今年はめんどいことになりそ…」
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和田 - 続き待ってます。！ (9月22日 16時) (
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作者名：Re_Neo Raim | 作成日時：2023年8月10日 14時
