【WT】好感度見える上に悪女なんて、私何かしたのかしら？ (ページ3)

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第一話：最悪の出会いページ3

「どうしたものかしらね…」

…あら、初めまして。
私はAAよ。以後お見知りおきを。
急で申し訳ないのだけれど、人が多すぎて学園内に入れない時はどうしたらいいのかしら？

実は今日、この学園の入学式なの。私はここの新一年生。
だから入りたいんだけど、知らない人たちが正門塞いでて入れないのよ。

??「すみませーん！！！通してくださーい！！！」

「う、うっさ…」

…あら、あの声が大きい女の子のお陰で道が開けたわ。
彼女の周りにいた人たち大丈夫かしら。凄いしかめっ面な人いるけど。
さて、これで私も入れるわね。入学式に遅れたら堪ったものじゃないわ。

「…大きすぎじゃないかしら？
え、私今日からこの学園で過ごすことになるの？嘘でしょ？」

貴方達には見えないでしょうけど、凄く高くて大きいのよ。
東京タワー2個を縦に重ねた感じ。分かるかしら？

??「おーい！そこの黒髪の子ー！こっちだよー！」

「あ、すいません。ありがとうござい…あら？」

お、おかしいわね…？－200？好感度にマイナスなんてあるの？
驚きすぎて心臓無くなりそうだったんだけれど？
え、その表現は盛りすぎ？そうかしら…。

??「え、っと…どうしたの？」

「いえ、少し驚いただけですわ。貴方、お名前は？」

nk「中村瑞希ですけど…」

「中村さんね。教えてくれてありがとう」

ちょっと嫌そうな顔をしてるくらいで、それ以上はあまり変わりないわね。
これが－200なのかしら？初対面でいきなりマイナスになってるとは到底考えつかないことだけれど…。

nk「……はい。どういたしまして」

「それじゃあ、私は行きますので。また会ったら喋りましょうね」

nk「そう、ですね」

うーん暗い。暗すぎて根暗になってしまいそうよ。
…嫌な顔するのなら呼ばないほうが良かったんじゃないかしら。私少し悲しいわ。

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「ここ、本当に体育館なのよね？椅子あるものね。マイクスタンドあるものね。人沢山いるものね。……広いわねぇ…」

私が来たのは体育館。…なはず。広すぎるのよ色々と。天井高いしね。
見て頂戴！この人の人数を！ざっと1000は超えるんじゃないかしら！？怖いわねこの学校！
それにここにいる9割位の人たちは、制服を着ていないから入学生じゃないって分かるわね。
…そう考えてみると、入学生は少ないのね。