【赤羽業】隣の席がうざいです。Part８ (ページ27)

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七夕話ページ27

『きょーうっは楽しっいたっなばっただーい』

「メロディひな祭りじゃん。ぐだってるし」

『気にしない気にしないー。それにしてもすごいねー、商店街がっつり七夕デザインじゃん』

「それも今日までだよ」

街頭の横に置かれた笹にはたくさんの短冊が吊るされていた。

それを眺めているとお姉さんが声をかけてきた。

「よろしかったらあちらで短冊を書いて吊るすことができますがいかがですか？」

『面白そう！カルマ書こうよー』

「俺パス」

『あっそー。私書くー』

ーーーー…

『願い事何にしようかなぁ…お金持ちになりたい？宝くじ当たりますように？殺せんせーを仕留められますように？……うーん、迷う』

「欲多すぎ」

『人間だもの』

「どこの詩人家」

『いいツッコミだね。カルマのツッコミがもっと冴えますように…と』

「ちょ、何書いてんの」

『欲が多すぎたので思いついた事書いといた』

「馬鹿なの」

『カルマはー？ほんとに何も書くことないの？？』

「……特に颯希は俺から離れる予定はないんだよね？」

『は？何言ってんの？ないよ。当たり前じゃん』

「じゃあ今のところないかなー」

『………。…な！？なななに恥ずかしいこと言ってんの！ばばば馬鹿なの！？』

カルマがあまりにも平然としながら言うもんだから、理解するのに少し時間がかかってしまった。

「馬鹿は颯希だよー」

『違うわっ！』

短冊に少し書き足してから短冊を飾るため、高いのところに手を伸ばす。

『ぐんぬぬぬぬぬ…』

「…どこにつけるの？」

そう言って後ろから私の短冊を取って上の方に飾るカルマ。

ちょっ、それ見られたらやばいかもしれな……

「ん？まだ何か書いたの？」

『だっ、それダメ！！！』

「……もうちょっと素直になれますように」

『ああああああああ！！！』

見られた…
穴があれば入りたい。死にたい。いっそ殺せ。

「なにー？いつの間にこんな可愛いお願いしたの？」

『うっさい馬鹿！勝手に見てんじゃないわよ！！』

「いやー、こんな堂々と書かれると見えちゃうよねー」

『見ないでって！！』

「はいはい、高いところに飾りますよー」

『もういいから！！いっそ破いて！！』

……

「渚。あれ、傍から見たらバカップルみたいじゃない？」

「確かに」

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七夕に書いたけど載せるの忘れてました…
友達に萌えるシチュきいて参考に少し取り入れてみました笑