【赤羽業】隣の席がうざいです。Part６

１８６時間目 ページ9

「一度発砲した敵の位置は絶対に忘れねぇ。もうお前はそこから一歩も動かさねぇぜ」


「下で見張ってた二人の殺し屋は暗殺専門だが、俺は違う。軍人上がりだ。この程度の一対多戦闘はなんどもやっている。幾多の経験に中で、的の位置を把握する術や、十の調子を味で確認する感覚を身につけた。中坊ごときに後れを取るかよ。さぁて…お前らが奪った銃はあと一丁あるはずだが」


「速水さんはそのまま待機！…今撃たなかったのは賢明です。千葉くん！君はまだ敵に位置を知られていない！先生が敵を見ながら指示するので…ここぞという時まで待つのです！」






男が話している途中に殺せんせーが遮った。






「？…どこからしゃべって…………って…テメー何かぶりつきで見てやがんだ！」






バンバンバンッと発砲音。
殺せんせーは一番前の模様。



今の先生に発砲しても意味ありませんぜ！






「ヌルフフフフ…熟練の銃手に中学生が挑むんです。これくらいの視覚ハンデはいいでしょう」


「ッチ…その状態でどうやって指揮を執るつもりだ」



「では…木村君、5列左へダッシュ！！！」





マジか！！そうきましたか！


私も耳を澄まして身構えておく。






「寺坂君と吉田君はそれぞれ左右に3列！！」


「なっ」


「死角ができた！このスキに茅野さんは2列前進！」




カエデの動く音




「カルマ君と不破さん同時にみぎ8！！磯貝君左に5！！！」




…私はまだだろうか…
というかこんなにシュバシュバ動ける気がしねーよ？



「出席番号13番！右に1で準備しつつそのまま待機！4番と6番は椅子の間からターゲットを撮影！律さんを通して舞台上の様子を千葉くんに伝達！！！」




出席番号まできましたか！！





「黒髪極端怪力ツンデレは横に5！！」





え？私？私か？

1.2.3.4.5っと…

てか、私だけ長くない？なに、黒髪極端怪力ツンデレって…



「ポニーテールは左前列へ前進！バイク好きも左前に2列進めます！！最近竹林君一押しのメイド喫茶に興味本位で行ったらちょっとハマりそうで怖かった人、撹乱のため大きな音を立てる！！！」


「うるせー！何で行ったの知ってんだてめー！！」



寺坂は叫びながらガンガンと椅子を叩く。

えー、うっそ。マジか…意外ーww
私も誘ってくれたらいいのにぃーw




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表紙書こうと思ったらまだ内容出来てないのに浮気編の挿絵が出来上がってしまった…
あー、やだやだ。表紙描いてきます…

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