【赤羽業】隣の席がうざいです。Part６

２１０時間目 ページ39

ーーーーーー…





私がつい口走った“なんでも”のおかげでカルマは私の宿題をサラサラと解いていく。


そしてなぜか私は英語をさせられている。


するなら国語とかがよかったのに……


今回の宿題を作ったのは殺せんせーということもあり、宿題はテスト同様全員分内容が異なる。ということで私の宿題は英語の量がとても多い。



……カルマ回答を写すことも出来ないっていうね


私は頭をフル回転させながら解いていく。

……解けないんだけど






「全然進んでないじゃん。なにしてんの」


『私に答え無しで英語させるとか何考えてるんですか』


「英語本当に勉強しろ。他がこれだけ出来るんだからできないわけじゃないでしょ」


『え、なにこれ褒められてるの！？照れるー』


「違う違う」


『むぅ……』






私は宿題に向き直り問題を見る。





問１。私、本気です！！を英語にしなさい。




これはわかるわかる。



回答スペースに書き込む。





あれ？次もわかる！

お、次もわかる！
あれ、私って頭良くなったのかな！





そんな調子でサラサラーっと解いていった。








ーーー…









『ふぅー……終わった』

「え、ほんとに？すごいじゃん」

『えへへー、そうでしょ？』

「あ、ほんとに全部書いて……」



カルマは英語の宿題を手に取りパラパラと見るも手が止まる。



「ちょっと待って。これも…これも……」

『？？』

「なに、この“I am mazi!!”って」

『え？私本気です！だから……』

「いやいや、マジって英語じゃないし」

『えええええ！？マジでか！』

「マジだよ」




今までマジって英語使えてる私ってやるぅ！と思ってたのに……




「この問題も。“cross”がなんで“殺す”になるの……」

『殺せんせーだし宿題に物騒な言葉が出ても仕方が無いかと……』





深いため息を吐くカルマ。





「馬鹿すぎて疲れてきた」

『どういうことよ……ま、これで出すわ。これが私の実力っつーことで』






今年もなんとかカルマのおかげで宿題を終わらせることが出来ました。

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