１９９時間目 ページ27
「もー！全然起きないから心配したんだからね！！」
陽菜乃ちゃん私の肩を揺らす。
『ちょ、痛い痛い』
「あ、ごめん」
『……今日って何日目？』
「二日目だよ。今は17時」
『そっかそっか…結構寝ちゃってたんだねー……あっ！！！感染したみんなは！！？』
「心配すんな俺たちは平気だ」
「そーそー」
と前原と莉桜が前に出てきた。
『え……なん…で…薬は爆破されちゃっ…』
「あの敵の３人がなかなか本当はいいヤツらでさ、あの毒使いのおっさんが本当に盛ったのは食中毒剤だったらしいんだ。栄養剤飲んだらみんな元気になったよ」
磯貝くんが説明してくれた。
『ホントに……？』
「見たとおりだ」
『………………』
「ぅおいっ！！何泣いてんだ！！」
気づかぬうちに目から涙。
『うわーん！！！よかったよぉぉお！！ちょっと！みんなさー、小さい頃に知らない人から貰ったもの疑いもせずに飲食すんなって習わなかったの！？もー！バカぁー！！！』
「お説教！？…たくよぉ……ありがとな」
『生きてるならいいです！今回は許す！！』
「何の許可なのー？もー」
莉桜が頭を撫でてくれた。とってもあったかい。
ほんとに良かった…
ーーー…
『なにあれ』
外へ出てみると海の上には大きなコンクリートの塊。
岩に座っているみんなに声をかけた
「今あの中に殺せんせーいるんだよ」
『まじか』
「ダメもとだけど…戻った時に殺せるようにガッチリ固めておくんだって」
「烏間先生が不眠不休で指揮をとってる。疲れも見せずすごい人だよ」
『さすが化け物』
「すげーよな…あと十年で俺らあんな超人になれんのかな」
『どうだろうね…でもあれは人を超えてると私は思うけどね』
私も殺せんせーの様子が見える位置の岩に腰を下ろす。
ふと横を見るとビッチ先生が水着姿でジュースを飲みながら雑誌を読んでいる。
『でもまぁ…ビッチ先生もああ見えてすごい人だしね』
「ホテルで会った殺し屋達もそうだった。長年の経験でスゲー技術身につけてたり、仕事に対してしっかりとした考えがあった」
「…と思えば鷹岡みたいに“ああはなりたくないな”って奴もいて」
「いいなと思った人は追いかけてダメだと思った奴は追い越して…」
『多分それの繰り返しなんだろうね。大人になってくって』
私もそうやって経験沢山積んで自分に胸の張れる大人になりたいな。
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さつきち(プロフ) - Momoさん» コメントありがとうございます！すみません…ただ今そういうリクエストは受け付けてないんです…お声ありがとうございます (2016年2月13日 22時) (
レス) id: d2d2ad747b (このIDを非表示/違反報告)
Momo(プロフ) - コメント失礼します すっごく絵が上手で… あの無理だとは思いますが夢イラのリクエストって出来ませんか…？ 本当にすいません!! ホントにラクガキ程度で良いので… (2016年2月13日 19時) (レス) id: 0838735854 (このIDを非表示/違反報告)
春鞠@しらす(。∀ °)食す(プロフ) - さつきちさん» うおお、そのコメントしたこと忘れてましたww(( 有難う御座います！！では次コメントする時タメで！！ (2015年11月11日 22時) (レス) id: 686b2eb0fc (このIDを非表示/違反報告)
やなやな - 小説すごくおもしろいです！これからも頑張ってください☆ (2015年11月1日 19時) (レス) id: f74e62f274 (このIDを非表示/違反報告)
狐里雪乃 - さつきちさん» 拝見しました……!!もう上手すぎて今から山登って叫び出したい位です!!!イラスト集とかやったら絶対人気でますよ………!!! (2015年10月30日 8時) (レス) id: 2b2f281e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さつきち | 作成日時：2015年9月29日 8時
