【赤羽業】隣の席がうざいです。Part６

１９６時間目 ページ20

息を整え今度はこちらから仕掛けてみる。

ナイフを構え鷹岡に向かって振り下ろす。


も、さすがは元精鋭軍人。


私の攻撃は全てかわし、逆に攻撃されてしまう。
私の振り下ろした手首を掴み、腹を力いっぱい蹴りあげた。
吹っ飛ばないよう髪を掴み顔や腹、背中……体中を何度も殴る。



そして手を離し私を殴り飛ばした。





『っぐ……！！は……』




くらっと意識が飛びそうになるが歯を食いしばり意識をつなぎとめる。



「へばるなよ、今までのは序の口だぞ」


『……普通女の子、の顔……殴る？』


「そんなの関係ねぇよ」


『ケホッ……あっそ』





あー、口の中鉄の味するー



私は口の中の血をペッと吐く。




『はぁー……』









ーーーー









「勝負にならない…………」


「勝てるわけねーよあんな化け物」

「颯希が…颯希が死んじゃうよ！！！烏間せんせーっ！」




カエデが泣きながら烏間先生を見る。




「烏間先生！もう撃ってください！颯希死んじゃうよあんなの！」



「待て………手出しするんじゃねえ」




そう言ってみんなを止める寺坂




「まだほっとけって？寺坂……そろそろ俺も参戦したいんだけど…彼女がボコられて平然と見守ってろって無理あるんじゃない？」




そう言いながらカルマは指をポキポキと鳴らす。
顔はとても険しい。




「カルマ、てめーは練習サボってばっかでしらねぇだろうがよ颯希のやつ……まだ何か隠し玉持ってるよーだぜ」









ーーーーー









『すー、はぁ…』






ロヴロ先生に教わった“必殺技”




条件は３つ



１つ……武器を二つ持っていること






２つ……相手が手練であること






３つ……敵が殺される恐怖を知っていること









『よかった……』









全部揃ってる。







今度は私のターンだよ。









ーーーーー

ココ最近バグって更新できませんでした。
すみません！
アップデートしたら治りました！

番外編 過去編→←１９５時間目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す