１９２時間目 ページ16
「ダメだって颯希。颯希が行ったらややこしくなる」
『私だってシリアスパートとギャグパートの違いくらいわかるよ。私が行くって言ってるのも結構考えた結果だよ』
「颯希が行くなら俺が行く」
眉間にしわんよせたカルマが話に割って入ってきた。
『あんたが行ったら余計ややこしくなる』
「だから僕が」
『渚は前に戦って戦法は少なからずバレてその対策だってきっとされてる。別に渚が成長してないって言ってるわけじゃないけど一応ね』
「…それはそうかもしれないけど」
『大丈夫だって。それじゃー』
「ちょ、」
『行ってきまーす』
そう言うと私は背を向けたまま手をふり屋上からヘリポートへと階段を上がった。
階段が下丸見えで高所恐怖症が発症してものすごく怖かったことは内緒です。
…
私が登ったのを確認すると手元のボタンを押した。
『っ…！』
その瞬間爆破音。
「安心しろ。これは邪魔されないためだ。これでもうだーれも登ってこれねぇ」
爆発したのは先ほど登ってきていた屋上とヘリポートを繋ぐ階段。
さっきまであそこを登っていたのかと思うとゾッとする。
鷹岡はすでに用意していた2本のナイフを指し言う。
「足元のナイフで俺のやりたいことはわかるな？この前のリターンマッチだ。ま、お前が来るとは思わなかったがな…」
いきなり戦闘開始ですか。
一応秘策はたくさんあるけどできれば使わないことがベスト。
一歩間違えれば死の可能性だってあるわけだし
『待って下さい。私戦いに来たわけじゃないんですけど』
「だろうなぁ…あいつの時みたいな卑怯な手はもう通じねぇ」
あの時って…私いなかったのになにを言っているんだ。
間接的に聞いた話だと不意打ちだっただけだよね？
何回も言いますがただの八つ当たりです。
…なんてことは言えないので口を閉じます。
「一瞬で俺にやられるのは目に見えてる」
そうでしょうね。私握力以外は非力な女子中学生ですもん。
「だがな、一瞬で終わっちゃ…俺としても気が晴れない」
『………』
「だから闘う前にやることやってもらわなくちゃな」
地面を指差し言った。
「謝罪しろ。土下座だ。目上の人に対して…ましてや父ちゃんに対しての数々の無礼。それについての誠心誠意な」
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さつきち(プロフ) - Momoさん» コメントありがとうございます！すみません…ただ今そういうリクエストは受け付けてないんです…お声ありがとうございます (2016年2月13日 22時) (
レス) id: d2d2ad747b (このIDを非表示/違反報告)
Momo(プロフ) - コメント失礼します すっごく絵が上手で… あの無理だとは思いますが夢イラのリクエストって出来ませんか…？ 本当にすいません!! ホントにラクガキ程度で良いので… (2016年2月13日 19時) (レス) id: 0838735854 (このIDを非表示/違反報告)
春鞠@しらす(。∀ °)食す(プロフ) - さつきちさん» うおお、そのコメントしたこと忘れてましたww(( 有難う御座います！！では次コメントする時タメで！！ (2015年11月11日 22時) (レス) id: 686b2eb0fc (このIDを非表示/違反報告)
やなやな - 小説すごくおもしろいです！これからも頑張ってください☆ (2015年11月1日 19時) (レス) id: f74e62f274 (このIDを非表示/違反報告)
狐里雪乃 - さつきちさん» 拝見しました……!!もう上手すぎて今から山登って叫び出したい位です!!!イラスト集とかやったら絶対人気でますよ………!!! (2015年10月30日 8時) (レス) id: 2b2f281e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さつきち | 作成日時：2015年9月29日 8時
