１０５時間目 ページ34
期末テスト
椚ヶ丘中学校では成績が全て
E組を誰に恥じることもないクラスにする。そう目論む百億円の賞金首にとってこの期末は
一学期の総仕上げ
決戦の場である。
『あー。テストとかもーやだ。無理ぃ』
「頑張ってください！颯希さんならやる気を出せば出来るんですから！！」
『できないよー』
もうすぐ期末テスト…ということでそれに向けた勉強をしていたのだけど気分転換ということで外の木の近くで集まってしていた。
前回同様、殺せんせーは一人につき一体ついている。
もうこれ以上単語入んないよ…
「殺せんせー、また今回も全員50位以内を目標にするの？」
木にもたれながらノートをとっている渚が言った。
「いいえ。先生、あの時は総合点ばかり気にしていました。生徒それぞれに合うような目標を立てるべきです」
なるほど。確かに
「そこで今回は…この暗殺教室にぴったりの目標を設定しました」
『………』
「さて、前にシロさんが言った通り先生は触手を失うと動きが落ちます」
殺せんせーは拳銃を持つと自分の触手を１本破壊した。
「１本減っても影響はでます」
『ん？』
「ごらんなさい、全ての分身が維持しきれず、子供の分身が混ざってしまった」
殺せんせーが指す場所を見ると子供の殺せんせーの分身が何体か混ざっている。
『分身ってそんな減り方します！？』
周りのみんなもツッコミたそう…
「さらに１本減らすと…」
そう言うとまた１本触手を破壊した。
「ごらんなさい。子供分身がさらに増え…親分身が家計のやりくりに苦しんでいます」
先生の指す方には子沢山に悩む家族の小コントのようものが広がっている。
『…なかなか面白いかも』
「もう一本減らすと、父親分身が蒸発しました。
母親分身は女手一つで子を養わなくてはいけません」
「重いわ！！」
『私こういうストーリー好きだよ』
「いろいろ試してみた結果。触手一 1本につき先生が失う運動能力は…ざっと２０%」
『２０%…』
「…そこでテストについて本題です」
殺せんせーはビシッと触手を立てた。
「前回は総合点で評価しましたが… 今回は皆さんの最も得意な教科も評価に入れます」
『ってことは…私でも力になるのでは！？』
「そう。誰にでもチャンスがあります。そして教科ごとに学年１位を取った者には…答案の返却時、触手を１本破壊する権利をあげましょう」
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非リア充様 - 皆なんでさつきちさんの絵を褒めるんだ！これは小説なんだ！小説を褒めろ！あ、絵上手ですね←嘘です。あ、嘘じゃ無いけど。なんて言ったら良いんだろう。さつきちさん才能ありすぎじゃないですか？画力ぐらい分けてよ！あー！羨ましい限りです！ (2016年8月17日 3時) (
レス) id: fafd364510 (このIDを非表示/違反報告)
ままれど。 - 絵上手すぎだろ！画力分けろ！ (2016年7月8日 13時) (レス) id: b7d3592139 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 絵上手デスネ...ｲｲﾅ~ 主人公の性格が好みです！！ (2016年4月26日 16時) (レス) id: 5a251c4616 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫しゅー(プロフ) - 絵メッチャ上手いですね！！私の小説の主人公も描いてほしー!!!!!!!!!!!!! (2016年2月10日 23時) (レス) id: 2bb3bb5baa (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - 瑠璃☆さん» 頑張ります！ありがとうございます！！ (2015年8月29日 7時) (レス) id: b53c432a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さつきち | 作成日時：2015年8月16日 15時
