番外編�� ページ32
…
「…ほんとに寝てるし」
草っ原に寝転がり心地好さそうに眠る颯希。
横に座ると颯希のほっぺをつつく。
「こんなところで寝てたら暑くない？熱中症になるよ」
『んぅ……かるま…？』
「起きなよ」
『やだよ。眠いもん』
寝起きが悪い颯希は睨んでくる。
「…………」
俺はさっき取っておいた猫じゃらしを颯希の目の前に垂らした。
『にゃっ！！！』
颯希は猫じゃらしに飛びつこうとしたので高めに上げた。
『にゃっ…………っ！！！』
「ほんとに猫みたくなるねー…ハイチーズ」
また写真を撮る。
そりゃあ撮りたくもなるよね？
『ちょ、これどっかにして！！ほんとに……あぁっ！』
「うおっ…」
猫じゃらしで遊んでいると颯希がバランスを崩しこちらに被さってきた。
俺の上に颯希が乗っかっている。
「ちょっとー…押し倒さないでよー」
『…………』
「……あれ？」
いつもなら『はぁ！？してないわ！！』とか言ってくるのに…
首横に顔を埋めている颯希を見てみる。
「颯希？」
『………すー…すー…』
寝ていらっしゃる…
気まぐれか！！
…ほんとに猫みたいだな
颯希の寝顔を見ているとこっちまで眠くなってきた…
…うん。なかなかこの場所は寝心地が良いな
颯希が寝ていたのも納得。
あー…。俺もだんだん眠くなってきた…
ーーー…
パシャッー…
「んん…」
目を開けると携帯をこちらに向けた颯希の姿。
『あ。…おきた？』
「……写真撮ったでしょ」
その音で起きたし。
『うん』
「消してね」
『いやいや、なんでだよ。そっちだっていっつもいきなり撮ってんじゃん』
「俺はいいの」
『なんだそれ…そんなカルマには連射してやるよ』
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャとボタンを押し続ける。
…うるさいな
『うわー。写真フォルダが真っ赤だわ』
「俺も今日はいつも以上に颯希撮ったよー。なんせ猫耳だからね………ってあれ…耳が戻ってる…」
颯希の頭には猫耳は無くなっていたそして背中からひょこっと覗いていた尻尾も無くなっている。
『ふふふ…そうなのですよ！！時間が切れたようで！』
24時間じゃなかったのか…
奥田さんの薬は毎回早めだな…くそっ
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非リア充様 - 皆なんでさつきちさんの絵を褒めるんだ！これは小説なんだ！小説を褒めろ！あ、絵上手ですね←嘘です。あ、嘘じゃ無いけど。なんて言ったら良いんだろう。さつきちさん才能ありすぎじゃないですか？画力ぐらい分けてよ！あー！羨ましい限りです！ (2016年8月17日 3時) (
レス) id: fafd364510 (このIDを非表示/違反報告)
ままれど。 - 絵上手すぎだろ！画力分けろ！ (2016年7月8日 13時) (レス) id: b7d3592139 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 絵上手デスネ...ｲｲﾅ~ 主人公の性格が好みです！！ (2016年4月26日 16時) (レス) id: 5a251c4616 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫しゅー(プロフ) - 絵メッチャ上手いですね！！私の小説の主人公も描いてほしー!!!!!!!!!!!!! (2016年2月10日 23時) (レス) id: 2bb3bb5baa (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - 瑠璃☆さん» 頑張ります！ありがとうございます！！ (2015年8月29日 7時) (レス) id: b53c432a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さつきち | 作成日時：2015年8月16日 15時
