９２時間目 ページ15
颯希side
あー。死んだのか…な？
死ぬ前にしたかったことを考えていたらなんだか声が聞こえた。
「………ーー颯希！！颯希！！！」
聞き覚えのありすぎる声が私の名前を何度も呼ぶ。
…カルマの声だ。
京都で誘拐されたときより弱々しく泣きそうな声で私を呼んでいる。
「…颯希。寝たふりとかいいから…早く起きなよ…」
ちゃんと聞こえてるんだよ。聞こえてるけど手足も目も体も力が入んないんだ。
頭がズキっと痛んだ。
『ゲホッ…ケホッ…あー』
いきなり体の感覚が回復し力が入った。
目の前には今にも泣きそうなカルマの顔
『…なんつー顔してんのよ』
「颯希っ…」
バシッとおでこを叩かれた。
『痛っ！！なに！？なんで叩いた！！』
「心配させんな馬鹿！！」
『……ごめんなさい』
私はなんだかよくカルマに怒られている気がする。
それだけ心配させてしまっているのか…
気をつけよう…
『私、死因は塩分の取りすぎって決めてるから。それ以外で死ぬなんてありえない』
「何その死因。カッコ悪すぎないかな」
『ほっとけ』
頭はガンガンするも立ち上がる。
『……』
あー。めまいする。
『先生は？』
「多分下流の方にいると思う」
『よし。じゃあ行こっか』
ふらふらしつつも地面に足をぐっとつけて歩く。
「そうだね。…とその前に」
『え？…………ちょ、まち…』
カルマはヒョイっと私を持ち上げると歩き始めた。
『ちょ、なにしてんの！！下ろしてってば！！』
「颯希ふらついてんじゃん。そんなんじゃ先生のとこ行くまでに何回こけるかわかんないよ」
『っな…』
「黙って担がれてなよ」
『〜っ…』
いや…だけどかつがれるっていうのは…
「……今日のパンツは白ですか」
『〜っ！！！バカー！！！！！！！おろせぇぇええええ！！！』
これだから嫌なんだ！！
足をばたつかせるも空いていた手で押さえつけ歩き続けるカルマ
…こいついつか殺す。
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非リア充様 - 皆なんでさつきちさんの絵を褒めるんだ！これは小説なんだ！小説を褒めろ！あ、絵上手ですね←嘘です。あ、嘘じゃ無いけど。なんて言ったら良いんだろう。さつきちさん才能ありすぎじゃないですか？画力ぐらい分けてよ！あー！羨ましい限りです！ (2016年8月17日 3時) (
レス) id: fafd364510 (このIDを非表示/違反報告)
ままれど。 - 絵上手すぎだろ！画力分けろ！ (2016年7月8日 13時) (レス) id: b7d3592139 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 絵上手デスネ...ｲｲﾅ~ 主人公の性格が好みです！！ (2016年4月26日 16時) (レス) id: 5a251c4616 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫しゅー(プロフ) - 絵メッチャ上手いですね！！私の小説の主人公も描いてほしー!!!!!!!!!!!!! (2016年2月10日 23時) (レス) id: 2bb3bb5baa (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - 瑠璃☆さん» 頑張ります！ありがとうございます！！ (2015年8月29日 7時) (レス) id: b53c432a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さつきち | 作成日時：2015年8月16日 15時
