7時間目 ページ8
じゃあどこまですればE組へ行けるんだ。
『テスト白紙で出したらどうなります??』
「理由によるんじゃないのか。それに君が一回白紙で出そうが今までの成績があるから成績には響かない」
『え…』
「なんなんだ。まさか…」
『え?』
「E組に行きたいなどと思っているんじゃないだろうな」
その通りでございます!
『そのまさかです!』
やっと気付いてくれたのね!!!人間の感情に対しては少し鈍目の浅野くんが気付いてくれた!!
『そうなの!私E組に行きた…「馬鹿なのか」…へ?』
「馬鹿なのかと言っている。君はこの学校のA組なんだぞ。何が不満でE組になんか行こうとしている」
浅野くんは真面目にこちらを見つめながら話す。
『私はこの本校舎が嫌い。ルールは守ろうとは思うけどでもここのルールちょっと…いや、結構おかしくない?図書室だってE組が使用する場合予約しなくちゃならないとか…してたとしても結構後回しにされちゃったり…』
「それがどうした。本校舎の生徒が優先されるのは当たり前だろう」
そう、浅野くんはそういう考えなんだよね。
『そのルールが気にくわない。私は短気だし口悪いし何かに本気に熱中したりしないし…でも、でもね、E組のみんなは違うんだって。もちろん口悪い人もいるかもしんないし短気な人もいるかもしんない。でもねE組の人たちは本校舎の連中に毎回あんなに言われているのに一言も言い返さないじゃない?私なら言い返しちゃう。喧嘩になっちゃうよ。でも耐えてるのそういうところとか本当に尊敬してる』
「……それは」
『ん?』
「それは、彼がそうだからか」
『彼?』
あぁ、カルマのことか
『まぁ、それもあるかもね。あいつも変わったし。あいつから色々話聞いてると楽しそうだなって。私も喧嘩っ早い性格治るかもなーって』
「……そうか」
『あ、じゃあ…!』
「だが、僕にE組行きを決める権利はない。それに今の君ではE組行きは先生が全力で止めるだろう」
『なんでよ!』
「君は頭だけはそこそこいいからな」
『そこそこってなによ。自分がちょっといいからって…』
いや、それにしてもどうしたらいいんだ。私は1日でも早くE組に行きたい。中学最後の年なんだし。
344人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マシュマロ(プロフ) - いつも見させてもらってます!やっぱカルマはイケメンっすね。いろいろあったみたいですが、がんばってください!長文失礼しましたm(_ _)m (2017年7月1日 15時) (携帯から) (レス) id: 75e94d972b (このIDを非表示/違反報告)
奏 - ナニコレ!!めっちゃ絵かわえぇw (2017年3月28日 18時) (レス) id: 6091c67ef3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ - 一颯さん» あと、ここには悪質な書き込みしてはいけないと書いてます。それを注意した上で、自分の見解を交えたコメントだったんですが? (2016年8月31日 12時) (レス) id: e8438eee71 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ - 一颯さん» 私も夢小説書いてるんですけど…あと、個人の自由って言うのはよく分かります。でも、パクリだと思った人が作者さんを罵るのは話が違うと思ってコメントさせて頂きました。誤解されている様だったらごめんなさい。あと、あなたもブーメランですよ? (2016年8月31日 12時) (レス) id: e8438eee71 (このIDを非表示/違反報告)
参@マイル(プロフ) - パクりじゃないでしょう。たまたま被ることだってよくありますし! (2016年8月18日 23時) (レス) id: 3d17d9fa79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さつきち | 作成日時:2015年8月3日 2時