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42時間目 ページ45

ーーーー…



『あ”っつー…』




手をパタパタと顔に風を送った。

先程ドタバタしていた旅館内も各自部屋に戻り大人しくなっていた。
結局殺せんせーからメモ帳を奪うことも殺すこともできなかったみたいだけど。


で、落ち着いた私はお風呂に入った訳だけど考え事をしていたらちょっとのぼせてしまった。


なにを考えていたかですか。それはですね、モチのロンでカルマのこと。

さっきの賭けのことですよ。

…誰だ。今そんなことかと思った奴。
これはとてもとても私の今後に関わることです。

さて、どうやったらあれを避けられるのか。


それにしても…




『あっつ…』


「あれ?颯希」




自販機の前にカルマの姿。
カルマの髪は少し濡れておりさっきまでお風呂に入ってたってことがわかる。水も滴るいい男ってか。ハゲろ




『よく会うねー。団体行動しとけよ』


「お風呂はいってたんだよ。そつちこそ団体行動しとけ」


『私もお風呂ですー』


「あっそ」





そう言ってカルマが自販機にお金を入れたので私が横からポチッとフルーツ絞りオレのボタンを押した。





「あ」


『ゴチになりまーす』


「なにしてんの。しかも煮オレじゃなく絞りオレとか喧嘩売ってんの」


『だって私絞りオレ派だもん』




『よっと』と自販機からジュースを取り出し、パックにストローをさして飲む。





『うーん、やっぱり絞りオレうめぇー!』


「もうちょっと色気のある声出せないの」


『別に出せなくても損しませんしぃー』






私は長椅子に座った。





「あ、でもキスしてる時は色気あるかもねー」


『は、黙れ』


「あ、そだ。2個目のお願い。キスして今ここで」


『はい?』




ほら、やっぱりこーなる。




「いつも俺からじゃん?颯希からもしてほしいなーって」


『黙れって。それに私は何個でもいいとは言っていない』




カルマはあきらかに不機嫌そうな顔をする。
そんな顔されたって私は知らん。




「そのジュースちょーだいよ」


『え、やだよ。大体絞りオレ嫌いなんでしょ』


「俺さジュース一本しか買うつもりなかったからその分しかお金持ってきてないんだよね」


『…だからわけろと』


「そーゆーこと。ま、元は俺のだし」





まぁ、確かにそうだ。





『…しょーがないなー』




『はい』とカルマにジュースのパックを渡す。



「やったー…じゃ、遠慮なく…」


そう言うとカルマはジュースをするっと抜けて私の目の前に近づいた。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 赤羽カルマ   
作品ジャンル:アニメ
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マシュマロ(プロフ) - いつも見させてもらってます!やっぱカルマはイケメンっすね。いろいろあったみたいですが、がんばってください!長文失礼しましたm(_ _)m (2017年7月1日 15時) (携帯から) (レス) id: 75e94d972b (このIDを非表示/違反報告)
- ナニコレ!!めっちゃ絵かわえぇw (2017年3月28日 18時) (レス) id: 6091c67ef3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ - 一颯さん» あと、ここには悪質な書き込みしてはいけないと書いてます。それを注意した上で、自分の見解を交えたコメントだったんですが? (2016年8月31日 12時) (レス) id: e8438eee71 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ - 一颯さん» 私も夢小説書いてるんですけど…あと、個人の自由って言うのはよく分かります。でも、パクリだと思った人が作者さんを罵るのは話が違うと思ってコメントさせて頂きました。誤解されている様だったらごめんなさい。あと、あなたもブーメランですよ? (2016年8月31日 12時) (レス) id: e8438eee71 (このIDを非表示/違反報告)
参@マイル(プロフ) - パクりじゃないでしょう。たまたま被ることだってよくありますし! (2016年8月18日 23時) (レス) id: 3d17d9fa79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さつきち | 作成日時:2015年8月3日 2時

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