【赤羽業】隣の席がうざいです。

１０時間目 ページ11

ーー…





だっるい…何なんだ。この山道は…
E組の人たちは毎日こんなとこ登り下りしてるのか…




今日から私もE組だけどね！



昨日は家に帰ってからぶっ飛んだことになった。



いきなり家に烏間先生っていう黒いかっちりした感じの先生が来てE組について説明があって、黄色いタコが担任とか言われて暗殺しなくちゃいけないだのこれは国家機密情報だとか…




ほんとに頭が置いてけぼりになってましたわ。




そんなこんなで考え事をしていたら寝坊しまして、E組初日から遅刻です。



烏間先生めっ！！！




私は遅刻するならゆっくり行こう派の人間なのでのんびりのんびり学校へ向かっておりました。









『ぐあー、やっとついたー……』









それにしても…








『…ボロいな』








本校舎と比べたらえらいことだ。


入ってみる。


廊下はギィギィ言っちゃってるし…
でも周りに何もないからなのかすごく風通しは良い






『うへー、つかれたー…ん？』







前からすごく綺麗な女の人が歩いて来た。









「ん？あんた、こんなところで何してるのよ。今は授業中でしょ」


『遅刻しました』


「あんた…まさか烏間が言ってた今日から入ってくるっていう生徒？」


『まぁ、それだと思います。ここの先生ですか？』


「えぇ」


『あ、私柊颯希です。今日からよろしくお願いします』


「私はイリーナ・イェラビッチよ。英語を担当しているわ」


『ビッチ？』


「ビッチ言うな！！！あんた初日から遅刻とか…」


『あ、教室まで案内してくださいよ』


「無視とは良い度胸ね。教室はあっち、でも今は確か体育だし、グラウンドにいるんじゃないかしら。グラウンドはまっすぐ行って左ね」


『おー！丁寧にありがとうございますー。それじゃまた後で！ビッチ先生またー！』


「ビッチ言うなー！！！！！」

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