私の秘密を握るのは赤髪の彼。

【チュー】何回キスをすれば彼は起きるのか！？ ページ16

エイジside



ｿﾗﾁｨ「はーい、アバンティーズのセカチャンでーす。今、朝の7時なんですけどね、僕ら一睡もしていませんっ！」

ﾂﾘﾒ「眠たい…おやすみ…」

ｿﾗﾁｨ「寝ないでぇ！？」

ﾘｸｦ「で、何をするんですか？」

ｿﾗﾁｨ「それはっ！こいつを見てください！」


そう言ってそらが撮したのは、緑のソファーですやすやと眠るA。

ｽｼﾘｸ「Aの視聴者さん、スクショタイムですよ！」


りくがそう言うと、より一層そらはAに近づいた。

…いやいや、近すぎだろ。


ｿﾗﾁｨ「でですね。こんなにかわいくすやすや眠るAのことを見たら、みんなチュー、したくなっちゃうよね！？…てことで！ジャン勝ちした人にAにキスをし続けて、何回目で起きるのか！？という検証をやってもらいたいと思いまぁーす！」


…はぁ？

こいつ頭イカれたんじゃね？

みんな思っていることは一緒のようで。


ｽｼﾘｸ「…あー、僕、用事あるんで帰ります。」

ﾘｸｦ「…あー、僕も病院があるんでー。」

ﾂﾘﾒ「…え、んと、えと…、なんか、あるから！」


そう言って部屋を出ていこうとする3人を引っ張ってもとの位置に戻すそら。


ｿﾗﾁｨ「はい、強制です〜！いくよ？だっさんと勝ちよっ！最初はグーっ、じゃんけんぽんっ！」


…はい、あっけなく勝ってしまったのは俺でした。


ｴｲｼﾞ「…まじかぁ。」

ｿﾗﾁｨ「Aのことが嫌いなの…？A、初めて会ったのに可愛そうだな…。」

ｴｲｼﾞ「…わぁってるよ！するから！！」


そう言って、俺は彼に近づいた。

近くで見ると、やっぱりかわいいな…って！

Aは男なのに可愛いとか考えるな！！

…いいにおいする。

そっと顔を近づけて、カメラにちゃんとキスしているところが映るように意識しながらした。


ｿﾗﾁｨ「フュー♡…感想はどうですか？」

ｴｲｼﾞ「…柔らかいですね♡」

ｽｼﾘｸ「…先輩と後輩のキスシーンは辛い。」


そんなことを言うりくをリクヲが慰める。


ﾂﾘﾒ「まだ起きないねぇ〜？」


そうやってニヤニヤしているツリメをにらんで、もう一度キスを落とす。


『んむ…。』


みんながAの声に反応する。

よりキスがしやすい方向を向いて、寝てしまった。

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