私の秘密を握るのは赤髪の彼。

お久しぶりの人。 ページ6

パオチャンハウスを後にして向かったのは、元気なあいつの家。


『おじゃましまーす』

ｽｼﾘｸ「じゃまするなら帰ってー。」

『はーい…って古すぎるが』


このばか笑いしとるのは、僕の1番仲がいいと言っても過言ではないくらいコラボする、すしらーめんりくだ。


ｽｼﾘｸ「てか、急すぎん？もう19時回ってるよ？学校は？」

『春休みにはいったからね。』

ｽｼﾘｸ「てかこの前の質問コーナー、高2って言ってたけど高1じゃん！」

『いや、もう高2でも変わらんて。』


年上なのにこんなに普通に話せているのは、彼の雰囲気からだろうか。


ｽｼﾘｸ「そういえば、俺、この後用事あるんだよね。」

『…はぁ？そんなん、僕、どうしたらええんよ。』

ｽｼﾘｸ「え、一緒に行けばいいやん？」


ずっと前から思っていました。

こいつの考えることはいろいろぶっとんでいる。


ｽｼﾘｸ「はいはい、もう出ないと間に合わないから早く準備してね。荷物は全部持ってね、帰って来れるか分からないからね。」

『この人やぁばぁ…。』


そんなことを言いつつもついて行く僕も馬鹿なのかもしれない。

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