EP71 ページ33
〜ユリオside〜
ショックだった。
恋人になったときも、妊娠が分かったときも。
まあ、気に入らなかった。
でも、アイツの幸せな顔を見ると、どうでも良くて。
AはAのまんまで、いつも、笑顔で…
アイツは初めての友達だから、笑顔とか幸せそうな顔してんのが、俺にとって嬉しいんだってずっと思ってた。
ヴィクトルのプロポーズを承諾したときも。
アイツは凄く幸せそうな顔してた。
普段の俺なら、イラつきながらも、喜んでた。
だけど、もうAはヴィクトルのもんになった。
それが、俺にとって凄くショックで。
認めねぇ！なんて叫んで走ってホテルまで戻った。
俺はやっと気がついた。
ずっと…Aのことが好きだったんだ…。
翌朝。
俺は外の空気を吸いに、部屋をでた。
そしたら、ドアの前にAが立ってた。
A｢おはよう！ユリオ君。｣
｢…はよ。なんか用か？｣
昨日のことがあるから、こんなことしか言えなかった。
A｢昨日、走って帰っちゃったでしょ？忘れ物してたから、届けにきたの。｣
どうやら俺はスマホを置いて帰ったらしい。
そして、Aは全然気にしてなさそうだった。
優しいから、あえて聞かないのかもしれない。
｢サンキューな。｣
A｢うん、じゃあ、今日、頑張ってね！ちゃんと見てるからね！｣
そして、Aは立ち去ろうとした。
俺は無意識にAの腕を掴んでいた
｢…ヴィクトルみたいにしてくれたら、頑張れる。｣
何言ってんだ、俺。
｢いや、何でもない！ごめ…｣
チュッ
それは一瞬だった。
A｢ヴィクトルに怒られるから、ほっぺただけど…｣
これでいい？
とちょっと顔を赤くしたA。
しぬほど可愛かった。
いつも、ヴィクトルの前でこんな顔してんのかな。
｢…あり…がと、俺絶対優勝するから、見とけよ。｣
A｢うん、ちゃんと見とく。｣
そうして、Aと別れた。
見てろ、ヴィクトル…
今日は絶対お前の記録を超えてみせる。
そんで、それをジジイは指くわえてみてな。
数時間後、俺はこのとき思ったことを実現させた。
俺が観客席に行くと
ヴィクトルの隣で座ってたAが
A｢おまじないの効果があったね！おめでとう！｣
そう言ってくれた。
横のハゲの視線がなんかすごかったが。気にしないことにした。
明日も、この調子で。
半年前に心に決めたことを…。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
カツ丼ピロシキ
ラッキーキャラ
ヴィクトル･ニキフォロフ
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ハルノ(プロフ) - カナさん» おおおお！ありがとうございます(´;ω;`)それは嬉しいです！！ありがとうございます！頑張ります(*^^*) (2017年2月12日 16時) (
レス) id: d6dec8a928 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 一気に読んじゃいました!!ヴィクトルにぞっこんな私にとって、たまりません(。>д<)吐血祭りでした。更新待ってます♪ (2017年2月12日 15時) (レス) id: 72440d5a81 (このIDを非表示/違反報告)
ハルノ(プロフ) - 茜さん» コメントありがとうございます！地味に気にしてるヴィクトル、可愛いですよね（笑） (2017年2月7日 13時) (レス) id: d6dec8a928 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - はじめまして2番目も楽しみにしてます特にヴィクトルのつむじの話しが一番好きです (2017年2月7日 12時) (レス) id: f9c4dbd4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルノ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/05giogiotr2/
作成日時：2017年2月7日 3時
