シュガー＆ソルト (ページ5)

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Aside

りく先輩と帰らない選択をしたのは自分だけど…

怖すぎる！！！！！

こんな、暗かったっけ！？

下を向きながら縮こまりながら歩いてると

｢ねぇ、｣

誰かから声を掛けられた

『…ッ、』

｢聞こえてる？ねえ！｣

『は、はい！！』

ビックリして顔を見ると

ゆうた｢聞こえなかった？w｣

『あ、ゆたくんか、、』

ゆうた｢不審者だと思った？｣

『ちょっとね、w』

ゆうた｢こんな暗いのになんで1人で帰ってんの？｣

『りく先輩と遊んでた帰り！』

ゆうた｢送ってもらわなかったの？｣

『迷惑かなーって』

ゆうた｢可愛いうえに偉いとかどこまで完璧なんだよ｣

『え？』

ゆうた｢ん〜？｣

こんな…イケメンから、可愛いとか言われる。

人生はここにあった、の？！

ゆうた｢Aちゃんとりあさんのファンクラブあるって知ってる？｣

『えっ！？』

最近ほんとに驚くことばっか、

『どういうこと！？』

ゆうた｢そんまんまだよwファンクラブがあんの｣

『私たちみたいなのに？』

ゆうた｢みたいなのにってwwAちゃん達だから！でしょ｣

『えー、信じらんないやww』

ゆうた｢俺もファンクラブ入ろっかなぁ〜｣

パーカーのポケットに手を入れながら言った

ゆうたくんは制服は着てるけど

最近肌寒くなってきて制服の上からパーカーを着てる

『いいよーそんなの入らなくてーw』

ゆうた｢だってー｣

『どうした？』

ゆうた｢俺さー…あ、なんもないやww｣

『ねーなにそれ、ちょー気になるじゃん』

ゆうた｢いいんだよ！気になんなくて｣

ゆうたくんと話しているとすぐに家に着いた

『家着くのはやー、もっと話したかったなぁ…』

ゆうた｢お、デートのお誘いですか？｣

『やーめーてw』

ゆうた｢誘ったらいつでもすぐに駆けつけるよ？｣

『ありがとねw』

ゆうた｢あ、｣

ゆうたくんが何か思い出した様な顔をして

パーカーを脱ぎ始めた

『ん？なにしてるの？』

ゆうた｢ほい｣

ゆうたくんがさっきまで着てたパーカーを貰った

『？？』

ゆうた｢明日からもっと寒くなるらしいから制服の上からこれ着て学校登校して来てよ｣

『え！』

モテ男が毎日着てたやつを急に私が着たら

周りの女の子からの目線が…怖くなりそうだ、

ゆうた｢いいね？｣

『あ…う、うん』

ゆうた｢じゃ！そーゆーことだから！じゃあね｣

『あ、バイバイｯ！』