だからそうやって笑わないでくれ【Free!】 (ページ12)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:27,150 hit

色付くページ12

半分くらいで今日は終わった。

江ちゃんが調味料を買いに行ったけど、少し遅いかな、と言うことで私が今度は江ちゃんを探す。

民宿の玄関を開いて入る。

『……江ちゃん、いないなぁ』

「あ、Aちゃん、どうして此処に？」

『遅かったから、大丈夫かなって』

「そうなんだ…じゃあささっ、と調味料持って行こうか！」

『うん！パイナップル持って行く？』←ピザに乗せるつもり

「いいかも！」←デザートのつもり

すんっ、と変わった匂いがして江ちゃんの方を向く。

「？どうかした？」

『いつもと違う匂いがする』

「んー……シャンプー変えたからかな…」

『それだ！』

「Aちゃんは、お兄ちゃんどう思う？」

『どう思うって？』

「好き、とか尊敬する、とか嫌い、とか」

『……うーん………』

顎に手を当てて考える。

頭を悩ませるがぴったり来る表現がない。

簡単に言うならばそれは多分、

『お兄ちゃん』

「だよね、」

苦笑される。

欲しい言葉じゃなかったのかな。と思ったけどこれ以上考えたら頭がパンクしそうだったからやめておいた。