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どうせイエス以外の選択肢はないのだろうとため息をつきたかったが、為す術もなくイエスの答えを出す。
ありがとう！とにこやかに笑顔を浮かべているが、決定事項であったかのようにその日の段取りをペラペラ話し始めた。
｢Aさん、パーティー行ったことないんですか？｣
｢…………まあ。縁がないもので｣
｢へえー。ダッサ｣
｢ウザ……………、｣
小声で隣にいる彼がそう言ってくる。
彼はあの日から態度が急変した。
出会ったらまず息を吸うのように嫌味を投げかけてくる。その度に嫌な顔をする私がおもしろいのか、ニヤニヤと気分良さそうに口角をあげていた。
私は流石に頭にきて、傍にある彼の足を、周りに気付かれないよう思いっきり踏んだ。
｢いっ！！！！！！！！！！｣
｢あれ！どうしました？なにかお怪我でも…？｣
｢っ…………いや？なんでもないです｣
｢このクソアマ……………っ、しらこいわぁ〜！後でほんまに覚えとけよ、絶ッ対後悔させてやる｣
｢アハハ、怖い怖い｣
｢A、今チーノの足思っきし踏んだよな？｣
｢俺も見た。デジャブを感じたわ｣
.
｢えぇ、パーティー？｣
｢そうなんです。出ることになってしまって｣
｢それ、光栄なことじゃない？私なら泣いて喜ぶけど｣
私は、いつものようにダチュラさんとお茶会をしていた。
紅茶の茶葉は以前購入したルフナである。私は飲んだことが無かったので、初めて口にした時は確かに渋みがあったが、コクがあって個人的にとても美味しかった。リピートを心に決めた私は、ティーカップの中身を早々に空にしてしまった。
｢でも……………、パーティーなんて行ったことないんですよ｣
｢私もないわよ｣
｢マナーとか、私一つもこなせる気がしなくて｣
｢まあ確かに、アナタって口悪いし。お淑やかではないわよね｣
そこが貴方の良いところよ、とフォローされたが、フォローされている気がしないのは何故だろう。
私は研究一筋で生きてきた。ずっと研究員の仕事を続けているし、大きな集まり事も論文発表会にしか出席したことがないのだ。
パーティーといえばドレスコードだが、寝て起きて研究というルーティーンな私からすればドレスをとても着こなせる自信はない。長年の運動不足でついた贅肉がドレスに乗っかってしまうことだろう。
ただ恥さらしに行くだけなのでは？と顔が青ざめる。
｢まあ大丈夫よ。今日打ち合わせあるんでしょ？そこで色々聞けばいいわ｣
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味噌かつ - Twitterフォローさせていただきました！いつも繰り返し見てます！神作だと思ってます！素晴らしい作品をありがとうございます！ (5月14日 20時) (
レス) @page46 id: ed221277ea (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 柊木さん» ありがとうございます..！！そうおっしゃって頂けて嬉しいです(TT)良かったです！もっと考察出来るような深い作品に出来れば良かったのですが、自分の技量ではそうもいかず、、今後もそうおっしゃって頂けるよう頑張ります！！ (2021年3月13日 9時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 白夜ちんさん» いや、彼らをそう仕立て上げた裏の支配者は私です・・・(？)是非そうしてやってください！！ (2021年3月13日 9時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
柊木(プロフ) - すごく考察に入りたいレベルで好きです…。勝手にスパイの目星をつけて楽しんでます！ 本当に面白くて好きです！ (2021年3月12日 0時) (レス) id: 98823b925f (このIDを非表示/違反報告)
私猫(プロフ) - 夢主ちゃん？！？！ (2021年3月11日 14時) (レス) id: a5b5a226ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年3月3日 11時
